ママ友・パパ友登録も!子育て世帯を繋ぐスタンプラリー
東京のベッドタウンとして人気を集め、子育て世代が多く住む千葉県・柏市。同市では現在、子育ての課題を解決するためのユニークな取り組みを行っている。
それが、子育ての課題を解決するデジタルサービス「子育て支援スタンプラリー」だ。
この取り組みは柏市と、三井不動産、ギックス、UDCKタウンマネジメントの3社が共同で行っているもの。
子育て世帯の交流、柏市内の子育て支援拠点への訪問、イベント参加など、子育てに役立つサービスを利用することでデジタル上でスタンプが貯まり、特典がもらえるというサービスだ。
この「子育て支援スタンプラリー」はギックスが提供するキャンペーン実施・運営・管理ツール「マイグル」がベースとなっており、スタンプラリーに参加すると、
・子どもを持つ親同士が「子育て支援スタンプラリー」上のQRコードを読み取る「ママ友パパ友登録」
・柏市内の子育て支援拠点に訪問し、設置された二次元バーコードの読み取り
・子育て関連のイベント参加
・健康管理やフィットネスアプリが利用できるポータルサービス「スマートライフパス」と連携するサービスの利用
などにより、スタンプが付与される。
このスタンプの獲得状況に応じて「チャレンジ」が設定されており、チャレンジを達成すると、「スマートライフパス」上でポイントの付与を受けることができる。
参加者はポイント獲得を目的にしながら、自然と子育てに有効な地域のサービスを知ることができるという仕組みだ。
対象者はスマートライフパス会員 で、 「スマートライフパス」上から「子育て支援スタンプラリー」に参加が可能。実施期間は2023年12 月15日(金)~2024年 2 月 14 日(水)までとなっている。
子育てが始まると生活環境やライフスタイルが大きく変化するが、新たなコミュニティを形成したり、地域の子育て支援サービスを知るためには大きな労力が必要となる。
このような課題を解決すべく、三井不動産とUDCK タウンマネジメントは、昨年より、「柏市後援子ども一時預かり」の実証実験(現在、第3弾開催中)に取り組むなど、柏の葉スマートシティにて子育て支援に取り組んできた。
今回行われている「子育て支援スタンプラリー」は、子育て世帯の交流を促進し、柏市内の子育て支援拠点、民間の子育て施設・イベントなど、公と民の連携によって地域の子育て支援サービスを周知することを目的としているという。
3社は柏市で「子育て支援スタンプラリー」の有効性を実証し、今後は子育てを課題とする地域に広く利用可能な仕組みとして展開していく予定だ。
民間企業と連携し、積極的に子育て世帯をバックアップする柏市。このユニークな取り組みが街の魅力づくりにどのような効果をもたらすのか、これからも注目していきたい。
健美家編集部(協力:
(さいとうかずみ))