税理士で2代目大家の渡邊浩滋さんと、息子さんたちへの事業継承を進める方法を考え中の赤井誠さんの対談2回目。子供たちが一つずつ引き継げるように、二つの合同会社を所有する赤井さんに、渡邊さんからダメ出しが? 赤井さんの事例を元に、節税と事業継承を両立させるポイントを学びます。
⇒前回:自分の死後、アパートはどうする?「事業継承」に無関心な投資家たち
絶対に必要なのは、資産を棚卸した「 資産管理表 」
赤井誠さん
家訓の他には、どんな準備が必要ですか?
渡邊浩滋さん
絶対に必要なのは、「 資産管理表 」です。すべての資産を棚卸して、エクセル等にまとめたものですね。物件別に、建物の情報や修繕履歴、銀行や不動産会社、リフォーム会社の情報と担当者、保険の状況など、様々なデータを記録します。
細かいところですと、パソコンのパスワードやポストを開けるためのナンバーなどもまとめておく必要があります。暗証番号系はオーナーが亡くなって一番困るところです。自分の頭の中にしかデータがないという状態から、「 これを見ればわかる 」という状態に切り替えることが大切です。
赤井誠さん
確かに、それは重要ですね。うちは隠し財産はないので...
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