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京都府・久御山町が、町の中核となる複合施設「全世代・全員活躍まちづくりセンター」を建設へ。

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2022/04/14 配信

久御山町中央公民館の跡地 「全世代・全員活躍まちづくりセンター」久御山町 不動産投資 再開発 京都
久御山町中央公民館の跡地に建設予定の「全世代・全員活躍まちづくりセンター」の完成予想図(出典:久御山町)

学び・文化・子育て・防災等の機能を備えた
新施設の運営・設計業者が決定

京都府久御山町は、中央公民館の跡地に「全世代・全員活躍まちづくりセンター」を建設するプロジェクトを推進。今回は管理運営業務、設計及び工事監理業務の公募型プロポーザルを行い、2022年3月に代表企業としてアクティオ株式会社、構成員として株式会社橋本尚樹建築設計事務所が優先交渉権者に決定した。

久御山町中央公民館は、老朽化の問題や耐震診断の結果により、2021年9月に閉館。代わりに、「地域共生型」のまちづくりを推進する久御山町の基本理念「全世代・全員活躍型『生涯活躍のまち』構想~夢いっぱいコンパクトタウンくみやまCCAC 構想~」の中核となる施設が、「全世代・全員活躍まちづくりセンター」となる。

当初予定していた社会教育・生涯学習の機能に加え、子育て支援、子供からシニアの活動支援、多世代・多文化交流、防災拠点、文化財の保護・活用の機能も拡張。それらを備えた複合施設を、官民連携で整備・運営していくという。

緑豊かで農業が盛んなエリアだが
人口の減少とつながりの希薄化が町の課題

久御山町は京都府の南部に位置し、宇治川と木津川に挟まれ豊かな自然に恵まれた平野が広がるまち。現在は干拓されているものの、かつては巨椋池という広大な池があり、稲作が盛んな地域だった。

日本遺産に認定された、佐山浜台の茶園と流れ橋(photo AC)
日本遺産に認定された、佐山浜台の茶園と流れ橋(photo AC)

今では大根やとうもろこしなどの野菜を中心に生産。2016年には、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩~京都・山城」に佐山浜台の茶園と流れ橋の景観が追加されるなど、お茶の生産・発展にも寄与してきたエリアだ。

一方で、毎年のように人口が減少。コミュニティの希薄化が地域の課題として挙げられている。そんななか、あらゆる世代の町民が「居場所」と「役割」を持ってつながり、交流しながら健康的な生活を送り、医療・介護を不自由なく受けることができ、育て世代が安心して出産・育児ができる地域づくりを推進。

久御山モデルの「地域共生社会」を実現することを基本理念に、「全世代・全員活躍まちづくりセンター」を建設するプランに至った。

カフェや文化体験など町民が気軽に利用できる
複合施設の建設で幅広い世代を呼び込めるか

「全世代・全員活躍まちづくりセンター」にはカフェや文化施設も。アクティオグループの提案は、運営・空間ともに高いレベルで実現できることが高評価に至った要因だ(出典:久御山町)
「全世代・全員活躍まちづくりセンター」にはカフェや文化施設も。アクティオグループの提案は、運営・空間ともに高いレベルで実現できることが高評価に至った要因だ(出典:久御山町)

「全世代・全員活躍まちづくりセンター」の最優秀提案者に選定されたアクティオ株式会社を代表企業とする提案は、同センターの基本計画であった「気軽に立ち寄れる」「開放的」「飲食ができる」「文化的な体験ができる」等のコンセプトを踏まえつつ、運営と空間の両方で高次元での実現が期待できると高評価。

また、久御山町の地理的特性や既存施設の状況、町の強みや資源、施策目標や課題の理解度が高いことが認められ、町民とともに同センターを育むことが期待できると評された。

今のところ、2024年の完成をメドに進められている「全世代・全員活躍まちづくりセンター」。久御山町の新たなシンボルとして、幅広い世代を呼び込むために魅力を発信できるか。京都南部の“コンパクトタウン”に注目が集まる。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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