東日本不動産流通機構(=東日本レインズ、田中俊和理事長)は5月の中古住宅流通動向をまとめた。首都圏の中古マンションは、成約件数が前年同月比マイナス0.2%とほぼ横ばいで推移し3001件だった。東京都を除く各地域で減らした。平均価格は2991万円と1年前に比べて3.6%上昇し、41カ月連続で前年同月を上回った。都区部は44カ月続けて上昇した。
在庫件数は4万644となって1年前に比べて20.8%増えている。在庫の2桁増は9カ月連続となっている。
地域別に見ると、都区部の成約数は1209件(同2.7%増)で多摩が294件(6.1%増)となった。横浜・川崎市は571件(同1.6%減)で神奈川県他は8.2%減少の214件となった。埼玉県は356件(同3.5%減)と5カ月ぶりに前年同月を下回った。千葉県も4%減らし357件となった。
一方、1平方b当たりの成約単価をみると、横浜・川崎市を除いて上昇しており、埼玉県では9.4%、千葉県では7.2%と大幅な伸びを示した。
健美家編集部