この24号物件はもともと富裕層の2世帯住宅として建てられたものですが、少し特徴的なエリアにありました。商業地ですが、元は料亭などが多く立ち並ぶ花街だったのです。
そんな街の一角にある24号物件ですが、紐解けば建て替え前は料亭だったとご近所の方からお聞きしました。事前に残置物を片付けた時にも、昔の料亭の名前が入った灰皿や器などが多数ありました。
■ 室内は高級料亭のような雰囲気
売主さんは元料亭経営者です。その為かとてもデザインに凝った造りで、間取りは1階がガレージと倉庫、2階が祖父母世帯の2LDK、3階4階が子世帯のメゾネットになっていました。
最初に物件情報をもらった時、偶然にも24号物件から徒歩1分の場所にいたため、そのまま電話を切らずに現場に駆け付けました。そして、「 絶対に買うからどこにも情報を出さないように! 」と釘を刺して、30分後に買付を入れました( 笑 )
この時点では当然、室内は見ていません。残置物があると聞いてはいましたが、どれだけあるのかも全く分からない状況でした。しかし、ピンとくるものがあった...