投資家なら誰もが気になる融資動向をテーマに、元金融機関勤務で現在は不動産投資家である岡元公夫さんと川村龍平さんのお二人に語り合っていただく大家対談の2回目。
今回は、ここ数年の物件高騰の一因を担ったともいわれる二重売買契約を行う業者や、初心者を食い物にするコンサルタントなど、業界のダークサイドの部分に切り込みます。
参照:フルローン・低金利時代は終焉へ。「 頭金3割 」が求められる近未来に起こること。

不動産投資勉強会の様子
銀行のエビデンスチェックの厳格化で困る人たち
川村龍平さん
金融緩和政策で緩くなっていた融資が元のような状態に戻れば、投資家だけでなく、不動産会社にも影響が出てきます。ここ数年で台頭した会社の中には、収益物件から手を引くところも出てくるはずです。
岡元公夫さん
そう思います。私は以前、メガバンクに勤務していたので、サラリーマン大家さんに、「 岡元さんのいた銀行も、フルローンを出していますよね。私の知り合いが借りました 」などと言われることがあります。
でも、その銀行はここ数年、サラリーマン大家さんにフルローンは出していません。では、なぜそんな話が広まるかというと、二重売買契約を使っ...
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