皆さん、こんにちは。満室研究所所長の山岡清利です。
今回は、建具の凹み傷の補修方法の実例を取り上げてみます。
退去後の部屋を見て、ボコボコの建具に愕然としたことはありませんか?
本当なら丸ごと交換したいところですが、なかなかそうはいかないコスト事情がありますよね。
退去者には正当な金額を請求するとして、賃貸経営的に見ると、早々に補修して機会損失を少なくする必要があります。そこで今回は、手軽に建具の凹みを補修する方法を紹介します。
■ 退去後に発見される謎の悲しい凹み
普通に生活していれば、穴が空く事なんてないはずなのに、ポコンと凹んでしまった建具。なぜこんな風になるのか大家としては全く理解できませんが、実際になってしまったからには、なんとかするしかありません。
ところで、建具って一見すると一枚の板で出来ていそうですよね。しかし実際には、一枚板ではない物が大半です。扉の多くは「 フラッシュ構造 」といって、空間の芯材をベースに、薄い木目プリントの化粧板を両側に張り付けた造りですので中身はほぼ空洞です。
大きさの割に軽量で反りや狂いもなく、輸送コストも抑えられ、蝶番や各種金具も軽
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