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「スルガ銀行調停事案」説明会・個別相談会で不動産会社への不満も、銀行相手に ADR調停で「期限の利益喪失」回避へ

不動産投資全般/社会問題・情勢 ニュース

2019/03/05 配信

「本来なら不動産会社が倒産すべき。我々が破産するのは納得がいかない」「銀行に対してよりも不動産会社に憤りを感じる」「二重契約や入居状況の水増しがあった」「不動産会社を殺してやりたい心境だ」。

一連のかぼちゃの馬車を舞台にした不正融資問題。シェアハウス等ADR総合対策室とNPO法人日本住宅性能検査協会は3月2日、不動産ADR「スルガ銀行調停事案」の説明会・個別相談会を都内で開催。会場では被害者から、不動産(仲介)会社とサブリース会社、融資担当の銀行に対する不満が漏れ、一部の参加者が不動産会社に対する不満を口にした。

不動産会社がスルガ銀行を利用し、スルガ銀行は不動産会社を利用して融資実績を積み上げていった一連の不正行為を受けて、国土交通省と東京都は2月12日、不動産仲介会社のフューチャーイノベーション(東京都港区)とイマジンライフ(東京都新宿区)に対し、宅建業法に基づく指示(監督処分)を行った。問題が発覚してから1年以上も経過しての処分だが、ほかにも処分を受ける不動産会社が出てきそうだ。

調停委員も、「イマジンライフはスルガ銀行と組んで(一連の不正のスキームを)描いたことがわかっている」との実

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