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奈良市「平城宮跡歴史公園」の拠点ゾーンの整備計画が進行中。観光拠点として一層のにぎわい期待

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2022/10/07 配信

世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つである平城宮跡。奥に見えるのは、平城宮跡のシンボルである朱雀門
世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つである平城宮跡。奥に見えるのは、平城宮跡のシンボルである朱雀門

平城宮跡南側地区をはじめ、
検討委員会を中心に整備計画が進行

奈良県は、2020年12月に策定された「平城宮跡歴史公園 県営公園区域 基本計画」に基づき、平城宮跡歴史公園南側地区の整備に係る構想および計画に関する重要事項について審議を行うため、平城宮跡歴史公園南側地区の整備に関する検討委員会を設置。現在、その整備計画を進めている。

奈良市内に広がる平城宮跡歴史公園は、甲子園球場が約30個も入る広大な敷地で、平城宮跡を計画地とした国営公園。平城宮跡は特別史跡であるとともに、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもある。

「古都奈良の歴史的・文化的景観の中で、平城宮跡の保存と活用を通じて、奈良時代を今に感じる空間」の創出を目指すことを目的に、2008年10月の閣議決定に基づき事業化。国営公園区域と連携し、県が公園区域の整備を進めている。

現在は整備計画案の策定に向け、南側地区の検討委員会を中心に案が練られている状況で、本年度中の整備計画作成を目標に進行している。

平城宮跡の正面玄関としての
役割を担う拠点ゾーンの整備計画

平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンとなる奈良県整備区域、平城宮跡歴史公園南側地区、朱雀大路西側地区、朱雀大路東側地区の位置図(出典:奈良県)
平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンとなる奈良県整備区域、平城宮跡歴史公園南側地区、朱雀大路西側地区、朱雀大路東側地区の位置図(出典:奈良県)

平城宮跡歴史公園の南エントランス付近に該当する拠点ゾーンは、平城宮跡歴史公園南側地区のほか、朱雀大路西側地区、朱雀大路東側地区で構成。

平城宮跡の正面玄関、奈良観光の玄関口としての役割を担い、観光ネットワークの拠点となる施設、公園の総合的な利用案内サービスの提供や管理運営の拠点となる施設、資料展示を行う施設などを設置していくという。

大宮通りに面した平城宮跡歴史公園南側地区は、約49,000haの広大な敷地。休憩施設や便益施設、駐車場などが整備される予定だ(出典:奈良県)
大宮通りに面した平城宮跡歴史公園南側地区は、約49,000haの広大な敷地。休憩施設や便益施設などが整備される予定だ(出典:奈良県)

計画地の一つである平城宮跡歴史公園南側地区は、平城宮跡の入口にあたる朱雀門の正面にあり、大宮通りに面した約49,000haの敷地。もともとは積水化学工業奈良事業所だったが、国が行う奈良市の平城宮跡の国営公園化に伴い、大和郡山市へと移転。2020年度に奈良県がその土地を購入している。

平城宮跡歴史公園南側地区は2022年度内に整備計画が策定され、2026年から共用開始予定。「平城宮跡歴史公園 県営公園区域 基本計画」に基づく利用方針としては、朱雀大路の遺構を生かした整備になり、休憩施設や便益施設、駐車場などを整備していく予定だ。

ちなみに、朱雀大路西側地区には交通ターミナルや休憩・宮跡展望棟、観光案内・物販棟など、朱雀大路東側地区は歴史体験学習館の整備を想定している。

観光拠点として一層のにぎわいが
期待される平城宮跡歴史公園

奈良県主導のもとで進行している平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンの整備計画。すでに、メインストリートの朱雀大路や周辺の駐車場は着々と整備が進められている模様だ。

広大な敷地を誇る平城宮跡歴史公園南側地区にはどのような規模の施設ができるのか。また、平城宮跡の象徴である朱雀門に近い朱雀大路西側地区や朱雀大路東側地区には、どのような規模の施設ができるのか。奈良の観光拠点として一層の盛り上がりを見せてくれそうだ。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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