約1年半の大規模改修工事を経て
全館リモデルされた「高槻阪急スクエア」
株式会社阪急阪神百貨店は、2022年2月から約 1 年半にわたって大規模な改装工事を行い、高槻阪急を全館リモデル。2023年10月6日、「高槻阪急スクエア」に屋号を変更し、グランドオープンする。
今回の全館リモデルは、2019年10月に西武高槻店から高槻阪急への屋号変更後初めて。西武高槻店時代を含めると約 20 年ぶりとなる。その間に消費者のライフスタイルは大きく変化し、特に2020年から本格化した新型コロナウイルス感染症拡大は、これまでの生活や価値観を劇的に変える要因となった。
こうした中、高槻の暮らしや地域のニーズ、そして時代のニーズに応えるべく、全館の約60%を改装するに至った。高槻市を中心とした地元の幅広い年齢層のお客に愛され、何度も利用したくなる施設を目指す。
専門店と百貨店の強みを活かした
業態ミックスを実現
「高槻阪急スクエア」のストアコンセプトは、「高槻暮らしを『おしゃれ』で『楽しく』『便利に』を提案するデパートメントモール」。
専門店と百貨店の強みを活かした業態ミックスにより、百貨店時代からの従来のお客との関係を継続しつつ、新規の顧客も狙う。また、効率的な店舗運営をブラッシュアップし、安定的な収益基盤の確立を目指す。
また、今回のリモデルで、既存の59ブランドをリニューアルするほか、64ブランドを新規で導入。リモデルにおいては3つのポイントが挙げられる。
一つ目は、高槻マーケットに即した3つのスタイルワールドを新たに構築(1階~3階)。1階は、家族・仲間とのお出かけや自宅での集いを楽しむ「子育てファミリーライフ」。2階は都会過ぎず、でも旬は押さえた好感度の高い日常のおしゃれを楽しむ「今どき旬ファッョン」。3階は、日々の暮らしを丁寧に楽しむ「大人の楽しみ」。これらのテーマに基づき、生活を豊かにするライフスタイルを提案する。
二つ目は、郊外での暮らしに欠かせない生活インフラ専門店やトレンドを押さえた品揃えが充実する大型専門店を拡充。3つのスタイルワールドとの連動で、より楽しく、便利にショッピングができる環境を整える。
三つ目は、地元高槻に根差したイベントや子育てに関するイベントを、たかつきけやきパークや多目的ホール、催場を拠点に開催。子どもからお年寄りまで共存できる地元の集いの場、憩いの場を目指す。
どの世代にも住みやすい高槻で
どの世代からも愛される施設へ
大阪北部という利便性の高い立地と豊かな自然が共存し、どの世代にも住みやすいのが高槻の魅力だ。
大阪屈指のベッドタウンらしく、「地元」「子育て」をテーマに据えてリモデルされた「高槻阪急スクエア」の場所は、JR「高槻」駅からほど近く、阪急「高槻市」駅からも徒歩10分圏内。子育て世代やシルバー世代はもちろん、学校帰りの学生や仕事帰りのビジネスパーソンもふらっと立ち寄りやすく、全世代からの集客が見込めるはずだ。
百貨店だけでなく専門店の機能も備わった「高槻阪急スクエア」は、地元の人たちにとってより身近な存在になり、今まで以上に暮らしに根付いていくことが期待される。
健美家編集部