大阪5店舗目の「アクロスプラザ」開業へ
Osaka Metro「住之江公園」駅に程近い大阪市住之江区南加賀屋に、大和ハウスグループの大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が管理・運営を行う「アクロスプラザ」が開業予定。オープンは2024年8月下旬になる予定だ。
アクロスプラザは大和ハウスグループの大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が管理・運営を行う商業施設。人との結びつきを大切にし、ロードサイドを中心としたアウトモール型の複合施設で、全国に約120店舗展開している。
大阪府内では現在、千舟店(大阪市西淀川区)、東岸和田店(岸和田市)、大東店(大東市)、八尾店(八尾市)の4店舗を展開。住之江店がオープンすれば、大阪で5店舗目となる。
商業地と住宅地が融合するエリア
計画地は、2022年に閉店したトイザらス・ベビーザらス住之江公園店の跡地になる。アクセスは、Osaka Metro四つ橋線、ニュートラムの南港ポートタウン線の「住之江公園」駅からすぐそばの好立地。県道29号線(新なにわ筋)沿いに面しているため、車でもアクセスしやすい。
店舗情報は今のところ公表されていないものの、総店舗面積は約7,400㎡で、店舗数は10店舗程度。テナントは3月下旬時点で、スーパーマーケットの「mandai」や100円均一の「ダイソー」などが確定している。
計画地周辺は、商業施設と住宅が集積するエリア。複合商業施設の「オスカードリーム」やディスカウントショップの「ドン・キホーテ」、スーパーマーケットの「ライフ」や「デイリーカナート」などの競合店が多数点在する。
計画地に近接する「住之江公園」は、遊具のほか、野球場やテニスコート、BBQ場やドッグランなども完備され、子どもからお年寄りまで近隣住民の憩いの場に。公園付近には戸建やファミリー向けマンションも多く、とりわけ子育て世代のファミリー層が集まるエリアと言える。
暮らしやすいまちに発展する住之江
「住之江公園」駅前には競艇場、湾岸エリアには工業地帯などがあることから、治安や美化の面が問題視されていた住之江区だが、近年はかつてのイメージを払拭した感もある。
子育て世帯の増加により、駅前エリアは明るく綺麗になり、北加賀屋エリアは“大阪の新たなアートの聖地”としてのイメージが定着。
また、大阪湾に面した南港エリアは、ショッピングモールやイベントホールなどを兼ね備えた複合商業施設「ATC」があるほか、2025年の大阪・関西万博の会場である夢洲につながることでも注目を集めている。
今回の「アクロスプラザ」の新設を含め、大規模な再開発ではないかもしれないが、暮らしやすいまちへと着実に発展している印象だ。
健美家編集部