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千葉県南船橋の都市開発が進行中。三井不動産が大型アリーナ建設に着手

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2022/04/06 配信

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建設されるアリーナのイメージパース。敷地は約2万㎡で4階建ての建物となる。

※引用:三井不動産

2024年春に
開業予定

三井不動産は、株式会社ミクシィとともに、千葉県船橋市の南船橋エリアにおいて収容客数1万人規模の大型多目的アリーナを建設すると発表した。

株式会社ミクシィはかつて若年層を中心に流行したSNSのmixi(ミクシィ)を運営していたほか、現在ではスマホゲームの運営などを主な事業としている企業だ。

建設されるアリーナは、バスケットボールのプロリーグに所属している千葉ジェッツふなばしがホームアリーナとして利用する。

バスケットボール試合開催時 CG
バスケットボールの試合が開催されるときのCG。収容人数の多さがうかがえる。

※引用:三井不動産

そのほか、音楽コンサート・スポーツイベント・企業の展示会などに対応できる機能を持つ。

なお、千葉ジェッツふなばしは、2019年からミクシィのグループ会社となっている。

野球やサッカーと比較すれば、バスケットボールのプロリーグはまだマイナーというイメージも強いかもしれない。

しかし、千葉ジェッツふなばしは、2016年以降4シーズン連続でBリーグ(バスケットボールのプロリーグ)の観客動員数1位を記録するなど、強い人気を持っている。

現在は「船橋アリーナ」と呼ばれる船橋総合体育館及び千葉ポートアリーナをホームとしているが、チームの人気が高いために、コロナ前にはホームゲームに際してチケットを購入できないファンも多かったという。

また、船橋総合体育館の方は特に、船橋駅から電車で30分かけて移動しなければならないなど、アクセスも良いとは言えない。

観戦環境の整備が解決すべき課題とされたことから、約1万人規模のアリーナを新たなホームアリーナとすることが決定された。

新しいアリーナの名称は「(仮称)La La arena TOKYO-BAY(ララアリーナトウキョウベイ)」で、開業は2024年春の予定。

ララアリーナトウキョウベイ
建設地は南船橋駅から徒歩10分程度の場所だ。

※引用:三井不動産

JR京葉線沿線のイベント施設というと、海浜幕張の幕張メッセが有名だ。幕張メッセは、大規模な企業の展示会やコンサート会場としてもよく利用されている。

幕張メッセ
幕張メッセは展示会場・イベント会場として日本最大級の規模を持つ。

(仮称)La La arena TOKYO-BAYは幕張メッセと比較すると規模で劣るものの、反対に「そこまでの規模は必要ない」と判断される場合のニーズを満たす施設になると考えられる。

着々と進む
南船橋エリアの都市開発

過去のニュース記事でも紹介しているが、三井不動産は南船橋の都市開発に積極的だ。

※参照:着々と都市開発が進む千葉県・南船橋駅周辺は穴場となる可能性

1981年にショッピングセンターの「ららぽーとTOKYO-BAY」を開業しているほか、街づくりを意識した物流施設の建設や、駅近隣における分譲マンションの開発など、駅周辺では多数のプロジェクトが動いている。

めずらしいところでは、建設した物流施設内にスケートリンクを誘致して、ネーミングライツを取得した例もある。

これは「三井不動産アイスパーク船橋」という施設で、駅南口に建っているIKEAの裏手あたりにあるものだ。年中無休・24時間営業となっており、貸切予約も可能。

三井アイスパーク
施設の周辺には広大な緑地が整備されており、市民の憩いの場として機能するように作られている。

※引用:三井不動産

ウェブで予約カレンダーを見ると、早朝から深夜までびっしり予約が詰まっている日もあるなど盛況だ。

三井不動産は「持続可能な社会の実現」を掲げており、スポーツの振興につながる施設をつくることで、地元住民の持続可能な健康に貢献するとしている。

スポーツ振興という観点では、バスケットチームのホームアリーナとなる(仮称)La La arena TOKYO-BAYにも似たような意図があると言えるだろう。

ららぽーと・IKEAに次ぐ集客施設ができることで、今後南船橋エリアがさらに盛り上がることを期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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