私事ですが、先日長年勤めていた会社を退職しました。
サラリーマンを辞める!と言いながら、かれこれ数年が経ちましたが、今回は本当です!
仕事が嫌だったり、
家賃年収の目標を達成したから、
辞めたわけではありません。
会社の仕事は楽しいし、やりがいもあるし、ワタシにとっては、20年間の経験があるので、一番簡単にお金を稼げる術でした。なので、「辞めよう!」なんて言いながら、でも何も困ってないしな?とも思っていました。
しかし、自分の中でも区切りの付くタイミングとなったので、辞めることにしました。
今回は、退職を決意した経緯について書きたいと思います。
■サラリーマンを辞めるきっかけ
ワタクシが不動産投資を始めたきっかけは、サラリーマンの出張後に病にかかり、入院した事でした。「家族の為に別の収入を作らないと!」と思い、「サラリーマン×不動産投資」を安定的に10年ほどやってきました。
ところが、今年になって、また入院する事になってしまいました。仕事が忙しすぎたり、過度なストレスがかかっていたりしたわけではないと思うので、老化が原因ではないかと思っていますw。
その後、体調が良くなるまで、今後についてどうしようかなとかなり悩みました。「会社を辞める」ことで起きることを色々と考えました。会社を辞めることに関して不安に思った事を紹介します。
・せっかく身につけた技術を活かす場所がなくなるのはもったいない
⇒20年間のサラリーマン生活で身につけた技術を使う場所がなくなってしまう。
・評価されて褒められていた居場所がなくなってしまう
⇒もしかすると、不動産活動よりも、家族からよりも評価されていた場所でした。自分が成長できる上に人間関係も楽しかったので特に寂しいです。
・家賃収入があるとはいえ、収入の柱が減ってしまう
⇒専業で不動産をやれば拡大スピードは増えるかもしれないですが、柱一本は不安。
・辞めた後、自分がどうなってしまうのか?不安
⇒ぶったるんだ生活に憧れるも、堕ちて戻れなくなるのが怖い。
※やる事が無くて怖いとは思いませんでした。
もちろん、不安だけでなく、楽しみに思った事もありました。
・長期旅行に行ける
⇒このまま定年まで勤めても旅行に行ける回数に限りがある。
※年を取ってからではなくなるべく若いうちに旅行がしたかった。
・昼間から不動産活動が出来る
⇒物件情報を貰ってすぐに不動産を見に行くことが出来るのは有利に働くと思います。
・昼間からダラダラできる
⇒サラリーマンをしながら不動産をしたり、宅建を受験したりと時間をかき集めて暮らしていたので、のんびりする時間も欲しいと思っていました。
・やってみたかったことができる
⇒同じ業種で20年間働いてきたので、未経験の仕事もやってみたいと思っていました。
こうやって振り返ってみると、ビジネスマンとしての居場所を失うことに不安を覚えながらも、「時間を自分でコントロールしたい」と思っているのだなと思いました。
■退院後
体調が戻った後には、「仕事に戻ろうかな?」「でも、ここで辞めないと定年まで辞めないな」などと迷いましたが、最後に妻からの、
「貧乏になっても良いから、死んだときに悔いが残らないようにしたら?」
という言葉で辞める事を決めて、上司に退職の意志を伝えました。
同僚や上司からは、「なぜ辞めるの?」「もったいないよ」「休職にして考えない?」等、ありがたい言葉をいただき、胸が熱くなるような気持ちになりました。
でも、気持ちを固めて、辞めました。
■今後
今後については、決まっていません! キッパリ。
サラリーマンを辞めることを誰かに相談をして、よく出てくる言葉ベスト1位は「辞めた後何するの?」です。
この言葉、悩みましたー。
それが明確だったらもっと早く辞めています。
FIREを先にしていく人を長年見ていると、FIREする人には2種類あります。
「辞めた後にやる事が明確な人」
「特にやる事ないけど辞める人」
ワタシは、後者です。
後者の場合に、人に相談すると高い確率で「やりたいことが決まったら辞めたら?」と言われます。
いや、しかし、そもそも、このやりたいことを見つけるというのが、難しいです。それを見つけられている人の方が少ない印象です。仕事も同じです。生きる為にお金が必要で、何となく会社に通っている方が多いと思います。
これらを踏まえて、ワタシはこう考えました。
やりたいことを見つけるには、今やっていることをやめないと無理!
その為に、色々やってみたい。それにはそもそも時間とお金が必要だ!
そこで、私はFIREしたら、人生をかけて様々なことに挑戦をしながら、やりたいことを見つけていこうと思いました。
退職をしてしばらくすると、サラリーマンの最後の福利厚生を使って受けた人間ドックの結果が返ってきました。4万円くらいかけて、オプションを沢山追加したのですが、「どこにも問題なく健康」という結果でした。
入院をしましたが、心身健康なまま、家賃収入を作ってサラリーマン生活を辞めることができました!
今年43歳になりますが、このまま健康であれば、不動産に打ち込むことも出来るし、他の事業をやってみることも出来ます。
年齢的に、経験のない仕事に正社員採用されるのは難しいと思いますが、色んな業種で労働力が不足している現状では、契約社員やパート・アルバイトなら雇ってもらえる可能性もありそうです。
何より、仕事から収入を得る事を一番の目的とせずに働くことが出来ます。
労働から、キャリアを得る事を目的とすれば、もう一つ新たなキャリアを作ることもできそうです。
■家賃収入ありがとう!
最後に、不動産と出会えて良かったです。きっかけは、赤井誠さんや加藤ひろゆきさんの本でしたが、ここには書ききれないくらい、沢山の方から教わって、やりかたを見直して、今に至ります。
そして、不動産に関しては、自分が出来ること、好きなやり方を見つけることができました。本当にありがとうございました。
今後は、不動産に軸足を置きながらも、これまで保留してたこと、やりたいこと(沢山あります)に時間を使い、夢を叶えて行きたいと思います。
「結婚はゴールじゃない!スタートだ」と言う言葉を聞きますが、FIREも同じように思います。ルーティンの行動を失って、心身ともに健康を失う方もいると聞きますし、油断はできないと思っています。
数年してFIREして、失敗に思うか、皆さんに勧めているか!
楽しみに予想して下さい!
ちょうど10年前に赤井さんも同じような記事を書いてました。感慨深いです。
記事タイトルが「サラリタ」というのが、時代の違いですね。FIREという言葉も10年後には変わっていそうです。
※先日英会話を習っているフィリピン人の先生に「FIREした」と話すと、クビになったの?と言われましたw
それにしても、サラリーマン大家を卒業してしまったので、ワタシの鉄板ネタである「今度こそ会社を辞めるから」が、なくなってしまいましたw別の鉄板ネタを考えていきたいですw。