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コストコが滋賀県に初進出へ。東近江市の活性化にも期待が高まる

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2022/09/10 配信

現在、国内で31店舗を展開するコストコだが、関西圏では建設中の店舗を含め、わずか5店舗。東近江市に新規出店されれば、県外からの集客も見込めて周辺エリアも活性化するか
現在、国内で31店舗を展開するコストコだが、関西圏では建設中の店舗を含め、わずか5店舗。東近江市に新規出店されれば、県外からの集客も見込めて周辺エリアも活性化するか

東近江市市長がコストコ出店の可能性を公表
完成すれば滋賀県初出店に

2022年2月、滋賀県東近江市の小椋正清市長が定例会見で、同市にコストコを誘致する方針を固めたことを明らかにした。

滋賀県においてコストコの誘致活動が始まったのは、2014年頃のこと。まず最初に東近江市が名乗りを上げると、2017年には栗東市も誘致活動に参戦し、一時は栗東市が最有力候補とまで噂されていた。

しかし、2018年から出店に伴う調査を始めるものの、周辺住民の反対に遭い、2019年に誘致の断念を発表。反対に、東近江市は長年誘致活動を行っていたため、2022年2月にコストコを運営するコストコホールセールジャパンより出店方針を固めたという旨の電話連絡があったという。

コストコの誘致に成功した東近江市は、滋賀県の南東部に位置し、彦根市や竜王町、甲賀市、近江八幡市、さらには三重県とも隣接。

そのため彦根城や三井アウトレットパーク滋賀竜王、ラ コリーナ近江八幡など、滋賀県有数の観光地や他県へのアクセスが良く、交通の要衝となっている。

計画地は、名神高速道路・八日市ICに近接する80,000㎡の農地。1階建ての平屋店舗に800台以上収容可能な駐車場を備え、1日当たりの来場者数は5,000人を想定しているという
計画地は、名神高速道路・八日市ICに近接する80,000㎡の農地

計画地は、名神高速道路・八日市インターチェンジから北へ約800mのところに位置する80,000㎡の農地。今後の土地売買手続きがスムーズに進めば、2024年夏頃のオープンもあり得るという。

なぜ出店条件の不足を押して
東近江市での計画が進むのか?

コストコの出店条件は、「半径10kmの人口が50万人以上」「企業の多い地域、ガスステーション用敷地を含む敷地面積が33,000㎡以上」「建設面積は約14,800㎡」「800台以上の駐車場収容台数が確保できてアクセス良好な土地」など非常にハードルが高い。

東近江市の人口は、2022年8月現在で112,700人と、コストコの出店条件には遠く及ばない。しかし、計画地を中心に半径20㎞の人口は50万人を超え、半径30kmで考えるとその数は90万人以上にも膨れ上がる。もっとも、それ以外の条件は問題なく満たし、名神高速道路・八日市ICに近接しているため、高速道路での広域集客も見込めることが出店の後押しになったと推察される。

店舗の規模は、1階建ての平屋店舗を想定。1日当たりの来場者数は5,000人を見込んでいるという
店舗の規模は、1階建ての平屋店舗を想定。1日当たりの来場者数は5,000人を見込んでいるという

建設予定の店舗は、1階建ての平屋店舗に800台以上収容可能な駐車場を備え、1日当たりの来場者数は5,000人、雇用規模も約500人を想定している。

関西6店舗目となるコストコは
東近江市の活性剤となるか

2030年に50店舗を目指し、新規出店を積極的に推し進めているコストコは、今年6月時点で国内に31店舗を構える。しかし、関西圏では建設中のものを含めても5店舗しか存在せず、今回の店舗が6店舗目の出店となる。

既存の店舗は独自の厳しい出店条件により、都心部を中心に出店が進んでいるため、現在、大阪から名古屋の間にある店舗は岐阜羽島店のみ。その空白地を埋めることになるこの計画には、当然周辺住民も注目しているはずだ。

三井アウトレットパーク滋賀竜王に続く、名神高速道路沿いの大型商業施設としても注目が集まるコストコの建設が進めば、東近江市の地域活性化の活性剤となることだろう。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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