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滋賀県・大津市「滋賀県立琵琶湖文化館」が浜大津に移転。2027年12月に開館へ

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2023/09/15 配信

京阪「びわ湖浜大津」駅方面から見た新・琵琶湖文化館のイメージ(出典:滋賀県)
京阪「びわ湖浜大津」駅方面から見た新・琵琶湖文化館のイメージ(出典:滋賀県)

丹青社関西支店、隈研吾氏の設計事務所ら
10社のグループが新・文化館事業を落札

滋賀県は2023年7月、(仮称)新・琵琶湖文化館整備事業の落札者として、丹青社関西支店グループに決定したと発表した。

今回の落札者は、丹青社関西支店を代表企業とし、隈研吾建築都市設計事務所や大林組京都支店など10社で構成するグループ。施設の整備は2023年10月からスタートし、管理・運営は2027年12月から行うことになる。

滋賀県立琵琶湖文化館は1961年3月、大津市上平蔵町(現・大津市打出浜)に開館。鉄筋コンクリート造の和城連立様式で本館と別館から成る建物には、展望閣、水族館、博物館、文化財受託庫、プールなどがあり、総合レジャー施設として多くの人から親しまれた。

しかし、建物の老朽化やバリアフリー化、耐震対策などを理由に、2008年から施設は休館。2021年3月に「(仮称)新・琵琶湖文化館基本計画」を策定し、後継施設となる新・琵琶湖文化館を大津市浜大津に移転、2027年12月に開館する計画を進めている。

「地域の文化財のサポートセンター」や
「観光拠点のビジターセンター」としても機能

新・琵琶湖文化館は、近江の文化財を保存・継承・活用・発信する中核拠点となることを想定。文化財の収蔵や展示といった従来のミュージアムの機能に加え、「地域の文化財のサポートセンター」と、「文化観光の拠点となるビジターセンター」の機能も備えるという。

北側の外観は、船をモチーフとしたデザイン(出典:滋賀県)
北側の外観は、船をモチーフとしたデザイン(出典:滋賀県)

建物は、延べ床面積約6,600㎡の4階建てで、船をモチーフとした外観になる予定。施設内には、災害時などに文化財を一時的に預かる全国的にも珍しい「文化財緊急保管庫」、従来の文化館の3倍ほど大きい「収蔵庫」が設けられるのが特徴だ。

立地も、これまでの大津市打出浜から、大津港近くの同市浜大津に移転。京阪「びわ湖浜大津」駅からほど近く、計画地の西側には四つ星ホテルの琵琶湖ホテル、東側には琵琶湖のマリンスポーツの拠点となる大津マリーナなどがある。

事業期間については、設計・建設は2023年10月~2027年3月、開館準備は2027年4月~12月、管理・運営は2027年12月から行うことになる。

近江の数多の文化財を保護するという
重要な任務を担う新・琵琶湖文化館

木をふんだんに使った、ファザードの軒下空間のイメージ(出典:滋賀県)
木をふんだんに使った、ファザードの軒下空間のイメージ(出典:滋賀県)

琵琶湖のシンボルとして長年愛されてきた琵琶湖文化館。休館から20年近い時を経て、機能やデザイン、ロケーションを新たにリニューアルされようとしている。

滋賀県は47都道府県のなかで、国宝・重要文化財の指定件数が全国第4位。「近江の文化財で“つなぐ”“ひらく”未来の滋賀」を基本理念に、2027年に開館予定の新・琵琶湖文化館は文化財を保護する施設として、これからも重要な役割を果たしていくことになるだろう。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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