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半導体工場続々進出で景気高揚の熊本、中心地に星野リゾートも開業

都市計画・再開発(地域情報)/福岡/九州・沖縄 ニュース

2023/07/07 配信

県をあげて半導体産業推進の
ビジョンをかかげる熊本県

令和5年3月末に産業振興施策方針として「くまもと半導体産業推進ビジョン」をかかげた熊本県。「半導体受託製造世界最大手の台湾企業TSMCの進出に伴い、半導体産業をはじめとする県内産業の更なる振興と県下全域における県経済の成長の実現に向けたビジョン」として、半導体インフラを支える方向だ(2023年4月25日県発表)。

TSMCだけでなく、「ソニーグループも半導体事業で熊本県への大型投資に動き出し、同県合志市内に東京ドーム5個分を超える約27万平方メートルの用地を取得する」(日本経済新聞2023年6月1日)と続く。

これらの半導体工場が進出するエリアは、熊本空港に近い熊本県中部で、県の中心として商業・文化が集積する熊本市までは車で30分ほど。なので、そんな景気の良さが熊本市内でもあちこち感じられる。

2023年4月25日には、星野リゾートの都市観光ホテル「OMO(おも)」ブランドの九州初進出となる「OMO5熊本 by 星野リゾート(以下OMO5熊本)」が市内中心地に誕生した。

熊本城も望む中心地に出店の
星野リゾートの都市観光ホテルOMO

熊本城へは徒歩約4分、商店街のアーケードは真横で、市内のアイコン的存在だった「熊本パルコ」の跡地になる、パルコの新業態商業施設「HAB@」が地下1階~地上2階、「OMO5熊本」は3~11階を占め、3階にあるパブリックにもオープンしている「凸凹テラス」からは、熊本城が望める。

フロントやOMOベースのある3階。戸外で座れる「凸凹テラス」やカフェなどはパブリック利用可能。
フロントやOMOベースのある3階。戸外で座れる「凸凹テラス」やカフェなどはパブリック利用可能。
全160室で6名定員の部屋や円卓をイメージしてベッドの間にテーブルのある部屋など工夫のあるレイアウト。
全160室で6名定員の部屋や円卓をイメージしてベッドの間にテーブルのある部屋など工夫のあるレイアウト。

OMOで特徴的なのは、スタッフが実際に足を運んでおすすめスポットを地図に網羅した「Go-KINJO MAP」やOMOレンジャーと呼ぶ地域に精通したスタッフによるガイドツアー。

ガイドツアーは「城下マチさるく」(「さるく」は熊本弁で歩く)というテーマで、今回はアーケードを中心に街を散策した。

アクティビティ「城下マチさるく」で、OMOレンジャーに連れられて賑わう商店街をいく街歩き。
アクティビティ「城下マチさるく」で、OMOレンジャーに連れられて賑わう商店街をいく。
こちらの長崎書店は明治22年に開業。2019年に創業130年を迎えた。
こちらの長崎書店は明治22年に開業。2019年に創業130年を迎えた。

このツアーでも、地方のアーケードがコロナ不況の波もあって”シャッター商店街”になるというような悩みが多い中、ここは人出が多く賑わっているのに驚かされた。

特に最近では大手書店でさえ閉店をよぎなくされていることも多いのに、ここ熊本では歴史ある書店も元気そのもの。ホテルのスタッフによると熊本の人は新しいもの好きでもあり好奇心も人一倍強いらしいが、このアーケードの賑わいには、やはり熊本の景気の良さを感じずにはおられない。

ホテル周辺のおすすめスポット満載の「Go-KINJO MAP」。
ホテル周辺のおすすめスポット満載の「Go-KINJO MAP」。

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「OMO5熊本」では、そんな熊本に根ざした地元アーティストの作品が展示されたり、販売もされている。人が集まるところに出店というだけでなく、地元を盛り上げていこうという気概も感じた。地元需要プラス観光的にもこれから注目エリアであることは間違いない。

取材協力
OMO5熊本 (おも)by 星野リゾート ?

執筆:小野アムスデン道子(おのあむすでんみちこ)

小野アムスデン道子

■ 主な経歴

元リクルート週刊住宅情報関西版編集長。
月刊ハウジング編集長を経て、メディアファクトリーにて、世界的なガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集に携わったことから観光ジャーナリストに。
東京とオレゴン州ポートランドのデュアルライフと世界中を巡る取材で旅を基軸にしたライフスタイルについて執筆。国内外で物件運用中。
Own media【W LIFE】で40代からの豊かな暮らし方を発信。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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