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JRが長崎駅直結「アミュプラザ長崎」が新商業施設を秋に開業。新たにオープンするのは86店舗

都市計画・再開発(地域情報)/福岡/九州・沖縄 ニュース

2023/07/17 配信

長崎駅外観
長崎駅の外観。上の方の赤い字でサインが出ているのはJR九州ホテル長崎。アミュプラザ長崎本館に入っているホテルだ。

駅ナカ商業施設の総店舗数は246に

JR九州のグループ会社である株式会社JR長崎シティは、アミュプラザ長崎 新館の出店店舗を発表した。

JR九州は長崎駅の周辺で新たな駅ビルの開発を進めており、アミュプラザ長崎 新館はその一部に該当する。なお、新たな開発が進む駅ビル群を総称して「JR長崎駅ビル」という名称になることも発表されている。

JR長崎駅ビル
図の中の黄色枠で囲われた施設名が新設される施設に該当する。つまり、今回新たに建設されるのはホテル・オフィス・商業施設ということになる。

※引用:JR九州

アミュプラザ長崎は、2000年9月に開業した長崎駅直結の駅ナカ商業施設だ。新館が完成すれば、23年ぶりに施設が拡張されることになる。

新館の建物規模は地上13階建て・延床面積約41,000㎡・営業面積約21,700㎡だ。1階から5階までのフロアには店舗が入り、6階がオフィス、7階以上がホテルとなる。

アミュプラザ長崎 フロア構成図
アミュプラザ長崎の既存建物は「本館」と位置付けられる。本館のフロア構成も新館とほとんど同じだ。

※引用:JR九州

公開されているフロア概要を見る限りでは、オフィスは38区画分用意される予定で、コワーキングスペースも設けられる。

1区画はそれぞれコンパクトなものに見えるので、あまり大人数が入るとは思えない。しかし、駅直結の立地であることを考慮すれば、オフィスが満室になることも考えられる。

区画数を考慮すれば、100人程度はオフィスワーカーが集まってくることになるのではないだろうか。

ホテルとしてはマリオットホテルが入ることが決まっており、こちらもインバウンドを含めた需要が期待できそうだ。

商業施設フロアの入居テナントとしては、大型店舗として家電量販店のエディオン、ユニクロとジーユー、アミューズメント施設のナムコが発表されている。

そのほか、アパレル関連店舗のBEAMS・SHIPS、ポロラルフローレン、ファストファッションのForever21など。全体的にファッション関連の店舗が多くを占めている。

アミュプラザ長崎本館・新館
本館の方が20年以上前にできた建物なだけあって、2つの建物の比較では新館の方がデザイン的にも新しさを感じさせる。

※引用:JR九州

本館の方にレストランフロアがあるせいなのか、新館の飲食・食品店は4店舗とあまり多くない。

JR九州のプレスリリースを見る限りでは、要望が多かった店舗として家電販売店舗・コスメ販売店舗・インテリア雑貨店舗などが挙げられている。

顧客ニーズに応えた結果、このような店舗構成になったということのようだ。

アミュプラザ長崎新館
店舗数は多いものの、店内は広々とした作りになりそうだ。

※引用:JR九州

新館に出店するのは86店舗で、本館など既存施設の店舗と合わせると合計246店舗となる。店舗数が200を超えるような商業施設は日本全国を見渡してもあまり多くない。大型のイオンモールにも匹敵すると言えるだろう。

新館を含むJR長崎駅ビルの開業予定は今年の秋となっている。

2023年~2024年にかけて長崎の盛り上がりに期待

長崎周辺ではJR長崎駅ビルのほかにもう1つ要注目のプロジェクトが進んでいる。通販番組で有名なジャパネットグループが進めている「長崎スタジアムシティプロジェクト」だ。

長崎スタジアムシティプロジェクトは、長崎駅の北にある稲佐橋(いなさばし)の方で進んでいる。

スタジアムのほかにオフィス・ホテル・ショッピングモールを建設するというもので、開発面積は約75,000㎡と広大だ。

長崎スタジアムシティプロジェクト
商業施設の完成イメージ図(外観)。サッカーやコンサートなどが開催されるスタジアム隣接の商業施設としては、規模の大きなものになりそうだ。

※引用:ジャパネットホールディングス

こちらは2024年に竣工する予定となっている。開業時期は未発表だが、長崎駅周辺の開発と相乗効果を発揮することを期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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