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東京・八王子北部で都内最大敷地面積のイオンモールの建設計画浮上。大規模な雇用喚起に期待

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/10/09 配信

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※引用:イオンモール株式会社

2025年春に
第1期開業予定

全国にイオンを展開しているイオンモール株式会社(以下「イオンモール」)が、東京都西部の八王子市で新たな店舗の開業計画を進めている。

開業予定場所は東京都八王子市滝山町1丁目で、中央自動車道の八王子インターチェンジから約500m離れたところだ。

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八王子インターチェンジの位置図。新たなイオンモールの建設地は画像中央に位置する八王子インターチェンジから北にすぐの位置だ。

※引用:八王子市

JRの八王子駅から北に約3kmの位置となっているが、どちらかというと車での集客がメインと考えられている。

予定地は、多摩南西部の南北幹線道路である八王子バイパス(国道16号線)、東西幹線道路の新滝山街道、八王子駅付近から続く「ひよどり山道路」にそれぞれ近いためだ。

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国道16号線。南は橋本・北は拝島や埼玉県入間市などにつながっている。

多摩地方を南北・東西に通る幹線道路に近いため、イオンモールは新店舗を中心とした広域エリアからの集客を期待できると考えている。

なお、新店舗の開業計画は2期に分かれており、第1期は2025年春・第2期は2026年の開業予定だ。開業予定が2期に分かれているのは理由がある。

その理由は、イオンモールが「AIを活用した物流拠点併設の次世代スーパーマーケット」をテーマの1つに掲げているためだ。

つまり、オンラインショッピングに対応できる大規模倉庫センターと実店舗を併設し、施設内の業務にAIとロボット技術を活用するというのがイオンモールの描く青写真だ。

なお、イオンモールは倉庫センターのことを「顧客フルフィルメントセンター」と名付けている。

イオンモールによると、顧客フルフィルメントセンターは単なる物流拠点ではなく、災害時の食品備蓄庫や避難所としての機能も併せ持ち、地域インフラの役目を果たすという。

実店舗の方が第1期の2025年春開業予定で、顧客フルフィルメントセンターの方が2026年開業予定とのこと。

また、実店舗・顧客フルフィルメントセンターのほかに、シネマコンプレックス・障がい者スポーツ対応施設・飲食施設等の併設も予定されており、全体で見るとかなり大きい施設となる見込みだ。

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イオンモールがプレスリリースに掲載しているイメージ図。シネコンやスポーツ施設のほか、かなり広い広場も整備されるようだ。

※引用:イオンモール株式会社

飲食施設は近隣にある東京都唯一の道の駅「八王子滝山」と連携したものになる予定で、地元の農産物や畜産物を使用したメニューも展開されるだろう。

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開発地のすぐ近くにある道の駅八王子滝山。八王子で栽培された農産物や地元の食材を活かした総菜などが売られている。

単なる大きな店舗の新展開ではなく、地域密着もテーマの1つとされている点が特徴的と言える。

敷地面積は東京都内の
イオンモールとして最大

掲げているテーマや予定されている施設にふさわしく、予定地の面積は約10.2ヘクタールと広大だ。

越谷レイクタウン(敷地面積約24.5ヘクタール)と比較するとさすがに見劣りするが、東京都内のイオンモールとしては敷地面積が最大であり、広いことには違いない。

大きなショッピングモールの開業は周辺エリアの利便性向上に寄与するだけでなく、周辺の雇用喚起にも貢献することが期待される。

施設内ではAIやロボット技術が活用されるとはいえ、開発規模の大きさから相応の人数が新たに雇用されると考えてよいだろう。

また、八王子はもともと市内に約20校の大学・短大・高専を抱える学園都市であり、その学生数は約10万人とも言われている。

開発地の近くにも創価大学や工学院大学のキャンパスがあるため、新店舗は学生のアルバイト先としても有力なのではないだろうか。

先を見越して八王子北のエリアで物件を探してみるのも、面白いアイデアと言えるだろう。

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取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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