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赤羽駅東口エリアに大きな変化の兆し。赤羽一丁目再開発の進捗は

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2024/03/11 配信

赤羽駅東口の様子
赤羽駅東口の様子。駅前商店街などは東口側にある。

3つの地区で進む再開発計画

東京都内の人気エリア、赤羽の中心地で再開発計画が進行中だ。再開発の対象地は、赤羽駅の東口から徒歩2~3分の場所。

赤羽一丁目 第一地区 再開発予定地の地図
再開発対象地は「東本通り」という幹線道路の交差点角にある。対象地の東側には「LaLaガーデン」というアーケード商店街がある。

※引用:丸紅都市開発

2024年時点では雑居ビルが建ち並んでおり、牛丼屋やハンバーガーショップなどの飲食店に加え、オフィスなどが入っている。

1970年に建築されたものなど築古のビルが多く、各ビルはそろそろ建て替えも視野に入る時期と言えるだろう。

また、ビルの周辺には赤羽駅を発着地点として都内の各地へ向けて運行している路線バスのバス停が集まっており、赤羽駅前の交通結節点になっている。

JRの路線が6つ乗り入れている赤羽駅の便利さも相まって、再開発対象地の周辺は利便性が非常に高いエリアと言えるだろう。

赤羽1番街
多数の飲食店などが建ち並ぶ赤羽1番街。個性的で安く飲める居酒屋の数々が、赤羽が街としての人気を集める理由だ。

再開発の大きな目的は2つある。1つは前述した通り、防災性の向上を目指して古くなったビルを更新することだ。

もう1つは、駅前エリアとしてふさわしい「にぎわいの拠点」を形成するというもの。

単なるビルの建て替えにとどめるのではなく、周辺エリアも含めた大きな街区の開発として、商業施設や公共広場・空地などを整備したいということだ。

北区は赤羽の顔に相応しい「商・住複合ゾーン」を創造するとしている。

再開発の対象地は、赤羽小学校を囲むようにして3つの地区に分けて検討が進んでいる。

赤羽駅前再開発対象地の位置図
再開発対象地は主に赤羽小学校の南側に広がっている。地区内に建っているのはいずれも雑居ビルなどで、地上階には居酒屋などが軒を連ねている。

※引用:北区

地区ごとに再開発に向けた進捗が異なっており、第一地区ではすでに再開発事業などの都市計画決定までこぎ着けている。

第二地区の進捗は、2023年1月に再開発準備組合の設立届が提出されており、赤羽小学校の敷地と一体的な開発ができないか模索しているところだという。

第三地区ではすでに再開発準備組合の設立届が提出されており、具体的な施設計画の検討が進んでいるところだ。

第一地区の再開発概要

3つある地区のうち、第一地区が最も計画が進んでおり、建物の概要も公表されている。

再開発建物の規模は地上26階・地下1階建てで、主用途は店舗と住宅(約300戸)となっている。

赤羽一丁目 第一地区 再開発建物の完成イメージ図
第一地区の再開発建物完成イメージ図。予定地の周辺には高層マンションなどが見当たらないので、完成すれば一際目立つ建物になるだろう。

※引用:北区

1階と2階が店舗のフロアとなり、建物を囲むように緑地が配されるようだ。

イメージ図の中には、広場の中にキッチンカーが出ているようなものや、出店が出ているようなものなどもある。

建物を囲む広場の中では、イベントの開催も想定されているようだ。単に商業施設を作るだけではなく、ソフト面でも賑わいの創出を図るということだろう。

第一地区における今後のスケジュールとしては、2024年6月に権利変換計画の認可、再開発建物の着工予定は2025年9月。2028年4月に再開発建物の工事が完了する予定。

2023年3月に北区が公表した資料には「(仮称)赤羽駅東口周辺地区まちづくり基本計画」の策定に着手すると書かれている。

基本計画が公表されれば、行政は駅周辺のエリアをどのように開発しようとしているのかが判明するだろう。

また、まちづくり基本計画は、再開発対象地周辺だけにとどまらず他の公共公益施設の更新にも触れた内容となることがわかっている。

第二地区・第三地区の計画進捗に加え、まちづくり基本計画の完成も待たれるところだ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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