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仙台市青葉区で新たなイオンモールの建設工事が今春着工の予定。来年秋以降に新店舗が開業か

都市計画・再開発(地域情報)/仙台/東北 ニュース

2024/01/19 配信

北仙台駅
建設地の北に位置するJR北仙台駅。北仙台駅はJR仙山線(せんざんせん)の停車駅で、仙台駅からは2駅目7分の位置にある。地下鉄南北線との乗換駅だ。

東北大学のキャンパス跡地に関する開発計画

みやぎ建設新聞は、東北大学の農学部雨宮キャンパス移転に伴い、キャンパス跡地で計画されていたイオンモールの建設工事が2024年3月に開始されると報道した。

計画地は北仙台駅から南に約1㎞、地下鉄南北線の北四番丁駅から北に約700m進んだ先にある場所だ。

イオンモール仙台雨宮(仮称)位置図
新商業施設の位置図。真ん中下の方に位置している黒い網掛けの箇所が予定地。愛宕上杉通り(あたごうえすぎどおり)と北六番町通りの交差点に当たる場所だ。

※引用:仙台市

報道の通り、もともとは東北大学農学部のキャンパスがあった場所だが、キャンパスは2016年11月以降に青葉山へ移転している。

仙台市が策定した都市計画マスタープランで「都心軸」に指定されている場所であり、「都市機能の集約と快適な居住環境の形成」を目指すとされているエリアだ。

キャンパス跡地には、商業施設のほかに医療・福祉施設と集合住宅施設を配置することになっている。

東北大学農学部雨宮キャンパス跡地開発 敷地配置図
計画地全体の敷地配置図。商業敷地の東側はアパートやマンションなどの住宅地で、北東側には東北大学の学生寮などが建っている。

※引用:仙台市

このため、イオンモール建設予定地の西側には仙台厚生病院が建設中であり、北側には野村不動産のマンションが2020年1月に竣工している。なお、仙台厚生病院は2024年5月初旬に開院する予定。

2018年1月に作成された環境影響評価書によると、上記の図のうち、「商業敷地」の中に商業施設と駐車場棟を建設する計画となっていた。

商業敷地全体の面積は約3.5ヘクタール。店舗棟の規模は地上4階建てで延床面積が約50,000㎡。なお、店舗棟の屋上も駐車場として利用されるようだ。

ただし、これは2018年に作成された環境影響評価書を参照した情報なので、2024年時点では当時の計画に変更が加えられている可能性もあるだろう。

イオンモール仙台雨宮(仮称)完成イメージ図
環境影響評価書に掲載されている商業施設の完成イメージ図。建物の全体像はわかりにくいものになっているが、建物の周りに緑地が広く設けられることはわかる。

※引用:仙台市

なお、評価書に記載されている工事の予定は2018年6月から2019年6月までで、2019年9月に開店予定というものだった。

これまで工事が延期されていたのは、建築資材費の高騰などが理由のようだ。

しかし、2023年12月に、イオンモールは敷地の周辺住民に対して2024年3月から開始する工事の概要を文書で通達したと、みやぎ建設新聞や河北新報などのメディアが報道している。

建物の完成は2025年9月を予定しているとのこと。早ければ2025年中に開業するかもしれない。

仙台都心の賑わいを補完する商業施設になるか

来年度以降の開業が期待される新たなイオンモールだが、特徴的なポイントの1つは仙台都心の1番外側に立地することだ。

上記で紹介した通り、仙台市は都市計画マスタープランを策定しているが、その計画期間は2030年度までとなっている。

プランでは仙台市内をいくつかのゾーンに分けており、新たなイオンモールの建設地は、プランで都心地区とされているエリアの最北端に該当する。

仙台市都市計画マスタープラン 都心エリア地図
「商業・業務・居住ゾーン」とされている黄色い網掛けの最北端あたりが新たなイオンモールの建設地だ。

※引用:仙台市

仙台の新たなイオンモールは、他のイオンモールと比べるともっと大きな店舗もあるが、仙台市内の商業施設としては大きい方であることに違いはない。

北仙台駅周辺まで行くと、目立った商業施設はMEGA ドン・キホーテ仙台台原店(だいのはらてん)くらいしかないのが現状だ。

新たな大型商業施設ができることで、仙台都心の賑わいを、より一層北側へ広げていくきっかけになるか、今後の変化に期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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