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東京都の既存集合住宅に、 「超薄型軽量フレキシブル太陽光パネル」設置。基礎や支持架台を用いず、新技術・接着工法採用

企業告知/商品 ニュース

2024/03/09 配信

JKK東京(東京都住宅供給公社)は、既存集合住宅における太陽光発電設備の設置促進を図るため、従来からの基礎や支持架台を用いた工法とは異なる新技術へのチャレンジとして、接着工法※1による「超薄型軽量フレキシブル太陽光パネル」(以下「超薄型軽量パネル」)を新宿区のJKK住宅※2「コーシャハイム高田馬場」に設置した。

※1 アスファルト防水層の屋根に「超薄型軽量パネル」を、接着剤を用いて貼り付ける工法
※2 JKKが建設・管理する一般賃貸住宅

従来:太陽光パネルの設置の際に基礎や支持架台を用いる工法
従来:太陽光パネルの設置の際に基礎や支持架台を用いる工法
新技術:従来の基礎や支持架台ではなく、接着剤を用いてアスファルト防水層の屋根に「超薄型軽量パネル」を貼り付ける工法
新技術:従来の基礎や支持架台ではなく、接着剤を用いてアスファルト防水層の屋根に「超薄型軽量パネル」を貼り付ける工法

1 背景

JKKは、令和4年度から既存集合住宅における太陽光発電設備の設置が促進される環境を醸成することを目的とした協定を東京都と締結している。

今年度も協定に基づき、JKK住宅の既存屋根スペースにおける太陽光発電設備の設置を進めるとともに、収支モデル等の検証にも取組んでいる。

このたび、JKKは取組の一環としてアスファルト防水層の屋根に「超薄型軽量パネル」を採用した。

2 「アスファルト防水層の屋根」における設置に向けた新技術へのチャレンジ

今回採用した「超薄型軽量パネル」は、これまで国内において、主に工場等の「金属屋根」において採用されていたが、「アスファルト防水層の屋根」には採用されていなかった。

その理由は、一般的に既存集合住宅の屋根には「アスファルト防水層」が採用されており、超薄型軽量パネルを防水面に直接貼ると、熱等でパネルが伸縮する影響により、防水層の損傷が懸念されるためだった。

JKKは、既存集合住宅における超薄型軽量パネル設置を実現するため、防水・パネルメーカーと意見交換を重ね、防水メーカーがパネルと防水層との間に防水層を傷つけないための緩衝材(商品名:PV絶縁シート)を新たに開発・商品化した。これによりJKKは、国内で初めて当該シートを採用し、超薄型軽量パネルを既存集合住宅の「アスファルト防水層の屋根」に設置することができたという。

接着剤を用いた超薄型軽量パネルの貼り付け状況
接着剤を用いた超薄型軽量パネルの貼り付け状況

3 「超薄型軽量パネル」のメリット

今回採用した超薄型軽量パネル(商品名:フレキシブルソーラーG+)は、軽量かつ極めて薄いパネル(厚み2.5mm)のため、建物の高さ制限に抵触しないなど設置条件に優れている。

また、屋上防水面へ接着剤により直接貼り付ける工法のため、基礎や支持架台が不要となり、施工性やコスト面においても優位性が期待できる。

4 今後に向けて

JKKは、設置後の発電量や売電収入等を把握し、ランニング面も含めた、より多角的な視点で検証を行うとともに、既存集合住宅における太陽光発電設備の設置促進に向けて、取り組んでいくという。

■「コーシャハイム高田馬場」住宅概要

「コーシャハイム高田馬場」の外観
「コーシャハイム高田馬場」の外観

所在地: 新宿区高田馬場4-15-1から3
アクセス: JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅徒歩3分から4分、東京メトロ東西線「高田馬場」駅徒歩7分から8分
築年月: 平成14年10月
管理戸数: 154戸
構造/階層: 鉄筋コンクリート造/5階

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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