独立行政法人都市再生機構（以下「UR都市機構」）と「無印良品のリノベーション」を展開する株式会社MUJI HOUSE（以下「MUJI HOUSE」）は、店舗内では全国初となる、実際の住戸を再現したMUJI×URモデルルームを「無印良品 グランフロント大阪」に設置した。
モデルルームは、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト(後述)でリノベーションを行った鈴蘭台第１団地（神戸市北区）の住戸を再現した。これまで両者共同で開発・商品化した暮らしのパーツも設置されており、実際のMUJI×URのプラン住戸を体験できる空間となっている。
UR都市機構とMUJI HOUSEは、平成24年6月に現在の多様化した日本の暮らしに、新たな賃貸リノベーションのスタンダードを提案すべく、「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」を立ち上げた。平成25年1月に大阪でリノベーション住戸の供給を開始し、令和５年３月までに累計で61団地（70プラン）まで拡大し、供給戸数は約1,200戸に達している。
昭和40、50年代の団地を中心に供給をし、「こわしすぎず、つくりすぎない」をコンセプトにしたリノベーション住戸は、団地の活性化にも寄与してきた。プロジェクトが開始された大阪で、10年間で培ってきた暮らしの提案と、今後も多くの方に長く心地よく住み続けていただくための取組の情報発信を行っていく。
モデルルームは、鈴蘭台第１団地（神戸市北区）の住戸のプラン（MUJI×UR Plan 024 ［Re＋024］）を再現。住戸の面積は43.33m2で、ダイニングとリビングがゆるやかにつながり、キッチンともつながることでさらに空間を広く感じることができるモデルルームとなっている。
UR都市機構とMUJI HOUSEが自分の暮らしを自分らしく編集するアイテムとして共同で開発したパーツ（持出しキッチン、麻畳など）を採用している。
住戸内の鴨居や柱、洗面所の配管、表札は、実際に使用されなくなった団地住戸から移設。
住棟サインや掲示板など団地をイメージできる要素も再現している。掲示板では店舗内で実施するイベントの案内やMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの取組など、団地に関する情報を発信していく予定だ。
■モデルルーム概要
場所：無印良品 グランフロント大阪 北館 ４F
所在地：〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町３－１グランフロント大阪
開設日：令和５年９月８日（金）
※モデルルームは見学自由。
※見学時間は無印良品 グランフロント大阪の営業時間に準じる。
※UR賃貸住宅の紹介などの各種サービスは行わない。
■トークイベントの開催
モデルルームの開設と併せて、「未来の日本の暮らしを考える」をテーマとしたトークイベントを「無印良品 グランフロント大阪」にて開催。第１回目は、これまでの10年間の取組や世の中の動きを振り返りながら、今後10年の日本の暮らしをアンケートなどの意見を基に、参加者と一緒に考えるトークイベントとなる。
なお、第１回以降も、上記をテーマとしたトークイベントを、継続して実施する予定だという。
１. 第1回トークイベント概要
日程：令和５年10月1日（日）
時間：11：30～13：00
会場：無印良品 グランフロント大阪 ４F Open MUJI
主催：UR都市機構、MUJI HOUSE
テーマ：MUJI×URで考える10年前の未来と10年後の未来
２. 主な内容
（１） MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト10年間の振り返り
（２） 10年後の未来についてアンケートを基にパネルディスカッション
事前にMUJI×URやMUJI HOUSEのWEBサイト、SNS、メールニュースなどで募集した団地や暮らしについてのアンケートを基にパネルディスカッション。
■ＭＵＪＩ×ＵＲ 団地リノベーションプロジェクト
日本の暮らしのスタンダードを追求してきたＵＲ都市機構と、愛着を持って永く使える「暮らしの器」としての家を提供するMUJI HOUSEが連携し、現代の多様化した日本の暮らしに新たな賃貸リノベーションのスタンダードを提案すべく、平成24年６月に「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」を立ち上げた。
このプロジェクトは、WEB上で展開するコラムなどを通したお客様とのコミュニケーションを踏まえ、団地の持つよき歴史を生かしつつ、これからも多くの方に長く心地よく住みつないでもらえるよう、「こわしすぎず、つくりすぎない」というコンセプトで、リノベーションに取組むプロジェクトとなっている。
◎「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」サイト
・ＵＲ都市機構
・無印良品のリノベーション
健美家編集部
