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不動産投資で疲弊しないための目標設定のコツ

徳田文彦さん_画像 第57話

■「 小さなアクション 」でライバルに勝てる理由

先日、物件を紹介する不動産会社さんから、顧客向けに、物件情報の一斉メールが送られてきました。その中に1件、目を引く物件がありました。東京23区内の、ややマイナーな駅から徒歩2分に建つ店舗物件です。

やや築年が古いものの、現在の相場や、駅距離の近さを考慮すると、利回りも高く、最近の市場では好条件と言えます。私はその駅の近くで店舗物件を持っていたことがあるので、店舗経営に向きそうという察しがつきました。

メールを見て直ぐに問い合わせをすればよかったのですが、あいにく仕事の忙しさがピークを迎えた時期でした。そこで、メールをもらってから3日程経った土曜日の夜、ようやく電話で当該物件の問い合わせを入れました。

既に問合せが殺到し、買い付けが入ってしまっているかも、と思ったのですが、実際には、問合せをしてきたのは私が初めてとのこと。

おそらく、この物件情報は顧客向けに一斉送信されており、何百人という人がその図面を眺めたはずです。しかし、現地を見に行くどころか、電話で問い合わせをしてきた人すら、その時点では自分1人だったことに驚きました。

実際に見に行ったところ、建物に少し難があったため、実際には購入しませんでしたが、それさえなければ買い付けを入れていたと思います。いわゆる「 惜しい物件 」です。

私が何を言いたいかというと、「 1件問い合わせをする 」というような小さなアクションだけでも、十分、ライバルから抜け出すことができる可能性があるということです。

つまり、不動産投資では「 小さな行動 」を続けることが成否を分けるのです。そのためのコツのひとつに、ちょうどいい目標設定をするということがあります。

■ 加熱する投資家向けの宣伝

ここ何年か、不動産投資の世界では「 資産〇億円達成に向けて! 」とか、「 家賃収入〇千万円 」といった「 煽り気味の謳い文句 」が氾濫しています。個人的には気になりませんが、初心者の方の中には、影響を受けやすい方もいるようです。

実際に私から見て、かなり深刻な影響が出ている方も存在します。どんな影響かと言うと、「 モチベーションの喪失 」です。こうした煽り文句をまともに受け、自分の現状との差を大きく感じ、不動産投資に対するモチベーション自体が低下してしまうのです。

いわば、本格的に投資を始める前に疲弊し、やる気をなくしてしまう状態です。こうした方に良くアドバイスするのが、「 不動産投資における目標設定を間違えてはいけない 」という事です。

私は、不動産投資における目標設定にはコツがあると思います。それは「 一足とびの目標を設定しない 」ということです。

例に出した煽り文句のように、過大な目標を最初から設定すると( 投資を始める前は奮い立ちますが )徐々にその先行きの長さを実感し、却ってやる気がなくなってしまうのです。

■ 大きな目標を設定してはいけない??

不動産投資は、1つ目、2つ目を買うくらいまでは、遅々とした道のりを歩むことがほとんどです。逆に、この相場状況でポンポン大きな物件を立て続けに買えることのほうが異常でしょう。

ですから、最初の段階では特に、「 小さな目標設定を小刻みに行う 」方がいいように感じています。どのくらい小さな目標が良いかというと、例えばこんな具合です。

・1日1つは、通勤電車の中で物件情報を見る
・週に1件は不動産屋に物件の問合せをする
・2週に1度は物件の現地見学に行く

こうした、簡単に達成できる目標設定を行い、それをクリアしていく事で「 自分をリズムに乗せてあげる 」ことが大切です。既に投資を始めている方であれば、通帳記帳を行う、くらいの簡単な目標でも良いでしょう。

また、そろそろ確定申告の準備の季節なので、たまっている領収証を整理する、ふるさと納税を1件行う、というような目標も良いと思います。

私がこうした発想にたどり着いたのは、会社員時代です。どの投資家にも本業があると思いますが、本業が忙しい中、漫然と過ごすと、不動産投資に関しては何も進みません( 当たり前ですが )。

すると、何も進んでいないことに嫌気がさし、更に不動産投資についての具体的なアクションを取らなくなる、という悪循環が生まれます。それを断つ為には、ほんのわずかでも良いので、少しずつ着実に、不動産投資の成功に向けて進んでいることが大切です。

簡単なアクションでもそれを達成していれば、「 今日も1日何も進まなかったな 」という事態は避けられるのです。

■ 大事なのはアクションを続けること

良い物件を購入するのも、最初は物件情報を見つけ、問合せし、内見に行き、買い付けを入れ、契約の準備をし・・・といった小さな行動の積重ねの上にあります。

一番良くないのは「 こんなことをしても意味がない 」と主観的に判断してしまい、何もアクションを起こさないことです。こうなると、しばらく不動産投資への取り組み自体が停滞してしまいます。

私もそういう時期がかつてありましたし、今でも油断すると、休みたくなります。しかし、しょっちゅう停滞している人と、絶えず動き続けている人を比べると、良い物件を買える確率が高いのは、やはり動き続けている人です。

そのために、「 簡単な目標を設定し達成感を味わう 」ことを意識することが大切なのです。壮大な目標を掲げて打ちひしがれるよりも、簡単な目標を達成し続け、着実にステップを踏むほうが、良い投資に近づきます

これから寒くなり、現地を見に行くにもつらい時期になってきます。投資家たちも動きにくい季節です。そういう時こそ、「 小さなアクション 」を積み重ねて、物件探しを進めていくべきだと、自戒も込めて思っています。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 徳田文彦さん

tokudasan

東京在住

□不動産投資家
□企業向け戦略コンサルティング

■ 経歴

□1974年生まれ

□1999年
慶應義塾大学卒業後、同大学院修了

□2006年
大手広告会社に勤務しながら不動産投資を開始

多忙な合間を縫って効率的な不動産投資方法を追及した結果、エリアを厳選して高い入居率を見込める物件を購入し、 入居者募集や管理業務を徹底して効率化する投資手法に到達する

□2013年
サラリーマンをセミリタイア

□2014年
サラリーマン卒業後は、企業への戦略コンサルティング業務に従事

■ 著書

徳田さん本
5年で引退できるセオリー破りの不動産投資(ぱる出版)

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