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つくばエクスプレス・研究学園駅の近隣で大和ハウス工業が新たな都市開発。敷地は東京ドーム約3.3個分

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2024/01/15 配信

「(仮称)SSCつくば学園南プロジェクト」の完成イメージ図
「(仮称)SSCつくば学園南プロジェクト」の完成イメージ図。マンションや物流施設に加えて商業施設などが建設される見通し。

周辺エリアでは大和ハウス工業が存在感を示す

大和ハウス工業は、つくばエクスプレス沿線の研究学園駅周辺で新たな都市開発用の用地を取得したと発表した。

取得したのは駅から徒歩約9分の場所で、一般財団法人 日本自動車研究所が所有していた未利用地だ。

日本自動車研究所のテストコース
日本自動車研究所は、自動車に関する技術の基礎的な調査研究や試験などを行う総合研究機関だ。研究学園駅の南口には、自動運転評価拠点 Jtownという施設を所有している。

※引用:日本自動車研究所

今回、用地を取得するに至った経緯は、日本自動車研究所が未利用地売却に関する事業者を公募した結果、大和ハウス工業が最優秀提案者に選出されたというもの。

同社は、これまで研究学園駅とその隣のつくば駅の近隣で複数の建物を手掛けており、周辺エリアにおける都市開発の中でその存在感を示している。

例えば、研究学園駅の北口側にある商業施設の「イーアスつくば」や、南口を出てすぐの場所にあるマンションの「Park Side Residence」などは同社が手掛けた建物だ。

研究学園駅周辺の様子
研究学園駅の南口を出て東側を撮影した写真。正面に見えているグレーの建物が、大和ハウス工業が手掛けたマンションだ。

そのほか、つくば駅の周辺では駅の南側にある商業施設の「BiViつくば」や「ダイワロイネットホテルつくば」なども手掛けている。

これまで、研究学園駅の周辺では北口を中心として都市開発が進んでおり、南口側にはあまり目立った施設が見当たらない。

前述した日本自動車研究所の関連施設のほか、マンションとロードサイド店舗がまばらに建っているほかは、未利用地の原っぱが広がっているような印象だ。

研究学園駅南口周辺の様子
駅周辺の様子は「郊外都市」そのものであり、車が無いと生活しづらいエリアという印象だ。

駅の東側を通っている幹線道路を南に進んでいくと、MEGA ドン・キホーテ つくば店やニトリの店舗などがあるが、それ以外に目立った商業施設はあまり見当たらない。

今夏から2028年春にかけて開発が進む予定

今回の開発対象地は、研究学園駅の南口を出てすぐ目の前にある「研究学園駅前公園」のすぐ南に隣接する敷地だ。

研究学園駅は、つくばエクスプレスの路線図において東の終点から1つ手前の駅にあたる。

秋葉原からの所要時間は各駅停車で54分。通勤快速では46分となっている。なお、つくばエクスプレスの東の終点駅は、つくば駅だ。

つくば駅周辺の様子
研究学園駅と比較すると、つくば駅周辺には都会的な雰囲気がある。

駅からの距離は徒歩約9分で、敷地の広さは約15.4ヘクタール(東京ドーム約3.3個分)と広大だ。敷地は南北と中央の3エリアに分けて開発される。

北エリアには分譲マンションと教育施設、中央エリアには広場や商業施設、南エリアには研究施設・物流施設・保育施設などの建設が予定されているという。

プロジェクト名は「(仮称)SSCつくば学園南プロジェクト」。なお、SSCとは「スーパーサイエンスシティ」の略だという。

同社は2023年12月18日に土地の引き渡しを受けており、2024年8月から2028年4月にかけて工事を進める予定。

各施設の詳細はまだ発表されていないが、中央エリアに建設される商業施設が、駅北口側にある「イーアスつくば」と同じような規模になるのであれば、南口側の雰囲気も変わるのではないだろうか。

活況が続く、つくばエクスプレス沿線のさらなるマーケット振興に一役買うことを期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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