• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

再開発、駅舎改良で飯田橋駅東口がさらに変わる

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2016/06/10 配信

首都圏に住む人以外には知名度は今ひとつなものの、JRと地下鉄5路線が乗入れ、利便性が高く、オフィスニーズにも根強いものがあるのが飯田橋。

1984年に飯田堀跡地に駅直結の飯田橋セントラルプラザ・ラムラが開業以来、職住近接の開発が行われてきた土地であり、2003年にはJR貨物の貨物駅だった「飯田町駅」などの跡地に「アイガーデンエア」が開業。2009年には超高層マンションとオフィスビル、商業施設からなる複合施設飯田橋プラーノ、2014年には「飯田橋サクラパーク」として業務・商業棟「飯田橋グラン・ブルーム」(商業施設名は「飯田橋サクラテラス」)、40階建てマンション「パークコート千代田富士見ザタワー」の2棟も完成してもいる。

そこの続く開発が、アイガーデンエアと飯田橋駅西口でのその他開発を結ぶ地点に当たる飯田橋駅中央地区再開発事業

開発予定地
飯田橋駅の道を挟んですぐの場所が開発予定地

対象となっているのは飯田橋駅東口の駅の真向かいに当たる約1.0haで、ここは駅前の人通りの多い地域でありながら、広場がないことが周辺地域の長年の課題とされてきた。

再開発予定地
写真右手にJR、東西線の出口もある一画だ

というのは従前権利者が53人、建物が35棟と小割りになった土地で、それをまとめることがこれまで難しかったというのが経緯。今回の再開発では地下鉄東西線の改札口とJRの駅東口をつなぐ通路に面した場所に立体的な広場「駅前プラザ」を設けることとなっている。

裏側
一本裏手に入ってみると駐車場にあっている土地、小規模なビルなども多い地域

現在の計画では業務、商業、住宅、その他の予定の用途の複合施設となる予定で、隣接街区で「飯田橋プラーノ」の開発に関わった野村不動産が事業協力者として参加する。

飯田橋ではもうひとつ、JR東日本によるJR飯田橋駅の改良工事も予定されている。飯田橋駅は半径300mの急曲線となっており、これを直線化、新宿側へ約200m移設する計画だ。

西口エリアと駅の工事
開発で高層建築物が増えた西口エリア。右側、JR東日本による工事が進められている

飯田橋駅を利用した方ならお分かりになると思うが、現状では電車とホームの間が一部非常に大きく空いており、危険。これまでは転落検知マットや回転灯、放送設備などによる安全対策を講じてきたというが、今回のホーム移設で抜本的な解決を図るという。

駅移動
駅移動についてのJR東日本の資料

また、ホーム移設に合わせて西口駅舎の建替えも計画されており、既に仮設駅舎の工事が進められている。新しく作られる駅舎には小規模な店舗が入る予定で、駅自体の利便性も高まりそうである。

また、駅前には千代田区と連携して約1000㎡の広場を設置される計画。東口で進む再開発でも駅前広場が計画されていることから、東西出口に同時に駅前広場が生まれることになるわけだ。

今後の予定としては2016年度(平成28年度)都市計画決定を経て、2017年度(平成29年度)に組合設立認可を得、2019年度(平成31年度)から除却・本体工事に着工、2022年度(平成34年度)に工事完了、竣工を予定している。

ここ30年に渡って開発が続いてきた街であり、住宅、オフィスともに人気は高い。古い街だけあって、隣接するエリアにはまだ中小規模建物も多く、今後も変化はありそう。注目してみても良い場所と言えるだろう。

健美家編集部(協力:中川寛子)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ