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愛知県岡崎市・東岡崎駅前再開発進行中。駅直結の商業施設や県内初アウトレットモール開業。

都市計画・再開発(地域情報)/名古屋/東海 ニュース

2023/08/07 配信

愛知県第3の都市として発展
人口が増え続ける成長著しい地域

愛知県のほぼ中央に位置する岡崎市。鎌倉街道や東海道の宿場町である岡崎宿、岡崎上の城下町として栄え、現在は隣接する豊田市とともに、西三河地域の中心都市として発展し続けてきた。

人口・経済規模ともに名古屋市、豊田市に次ぐ県内第3位の規模を誇る岡崎市。研究教育施設や史跡が多く、文教都市としても色濃いエリアだ。画像は東岡崎駅。
人口・経済規模ともに名古屋市、豊田市に次ぐ県内第3位の規模を誇る岡崎市。研究教育施設や史跡が多く、文教都市としても色濃いエリアだ。画像は東岡崎駅。

徳川家康の生誕地、八丁味噌が地元の味としても知られる岡崎市。名古屋市の衛星都市であり中京工業地帯に含まれることから、自動車関連工場も多く集まる。

市内には東西に国道1号線、南北に国道248号線・473号線が通り、東名高速道路や新東名高速道路のインターチェンジといった広域交通網の拠点のほか、主要地方道なども多い。

鉄道は市内を東西に抜けるJR東海道線および名鉄名古屋本線、愛知環状鉄道の計3路線が通り、市内には16駅が設置されている。

なお、市内の中心部は名鉄の東岡崎駅で、JR岡崎駅は中心部から離れている。これらの駅から名古屋へは約30分、豊橋へは約20分、東京まで約2時間、大阪まで約1時間半と、交通アクセスは抜群と言えるだろう。

産業の発展や温暖な気候と豊富な自然・農産物、市内全域に広がる買い物スポットやアミューズメント施設、文化芸術・スポーツ施設など、なんでもありちょうど良い地域。2000年には約33万人だった人口は、直近で約38万人まで増えた。

市内や周辺市に安定した雇用環境があり、3世帯以上同居世帯の割合が高く、子育てにおいて家族に支援が受けやすい、生活に関する施設・インフラが整っているのが理由で、2035年まで増え続けると推計されるほど。多くの地方自治体とは対照的だ。

こうした勢いを背景に、岡崎市ではまちづくりも活発に進められている。そのひとつが、東岡崎駅の再開発プロジェクトだ。名鉄は同駅の北口および南口周辺を対象エリアとした、一体的な再開発計画を進めているが、南口では駅直結の商業施設を整備する。

施設の完成イメージ。周辺環境になじむ落ち着いた色彩のデザインパネルを使用。温かみのある内装デザインを予定している。 出所:プレスリリース
施設の完成イメージ。周辺環境になじむ落ち着いた色彩のデザインパネルを使用。温かみのある内装デザインを予定している。
出所:プレスリリース

建物は延床面積約3000㎡、地上3階建。食物販や物販、飲食など約15テナントが入居する予定だ。南口には住宅が多く、閑静なまち並みが広がるエリア。周辺の住民や駅利用者が使いやすい施設になることを目指す。すでに工事始まっていて、2024年春の開業を目指している。

線路を挟んで反対側の北口では、地上8階建で、店舗や事務所、公益施設が入る複合施設の整備を検討。2027年度内の着工、2029年度内に竣工を目指している。

これだけではない。2025年には愛知県初のアウトレットモールが岡崎市でオープンすることもわかっている。

オープンするのは三井不動産が運営するアウトレットモールで、かねてから岡崎市が誘致を進めていた案件。名鉄・本宿駅から北西に1㎞ほどある国道1号線や東名高速道路に挟まれたエリアに建てられる予定だ。

周辺の見取り図。約15.6万㎡の敷地に鉄骨2階建、延床面積約6.9万㎡の施設が建設される。 出所:愛知県ホームページ
周辺の見取り図。約15.6万㎡の敷地に鉄骨2階建、延床面積約6.9万㎡の施設が建設される。
出所:愛知県ホームページ

東海にはこれまで、三井不動産による「三井アウトレットパークジャズドリーム長島」(三重県)、三菱地所・サイモンによる「土岐プレミアム・アウトレット」(岐阜県)が開業しているが、今回の事業はこれに次ぐもの。巨大なアウトレットとなると広域からの集客効果が期待でき、岡崎市内でも相当の雇用が創出されるだろう。

自然豊かな場所で暮らしたい、のんびり子育てしたいという層にとって、岡崎市は絶好の居住スポットで、家を買う・借りるにしても名古屋市に比べるとコストも抑えられる。人口が増えているのも納得であり、再開発が進むことでさらに拍車がかかるかもしれない。

その兆候は不動産価格にも表れていて、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の「住まいインデックス」によると、直近3年間で岡崎市の賃貸マンションの賃料は4.39%、中古マンション価格は5.66%上昇している。さらなる発展が期待されるエリアのようだ。

健美家編集部(協力:大正谷成晴(おしょうだにしげはる))

大正谷成晴

■ 主な経歴

フリーランスの編集・ライター。
不動産投資、株式投資、投資信託、FXなどマネー関連、ビジネス全般、働き方、副業、クレジットカード、医療・介護など、幅広いジャンルで取材・執筆を行っている。

■ 主な著書

  • 『決定版 1万円からはじめるFX超入門』(かんき出版)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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