前回の続きです。
より良い条件で融資を受けるには、債務者区分の「 正常先 」を維持し、「 格付け 」を良くすることが大事です。
前回のコラムで、金融機関は、「 定量判定 」と「 定性判定 」を経て「 債務者区分 」を決定すると述べましたが、このときメインとなるのは財務状況に基づいて導き出す「 定量判定 」であり、「 定性判定 」はサブ的な位置づけとなります。
「 債務者区分 」と「 格付け 」を良好に保つには、個人でも法人でも財務内容を良好な状態に保つことが重要です。
詳しく説明しますと、コラム数十話分にもなりますので、ここでは大家さんに必要なポイントを絞って説明します。
■ 債務者区分を決める4つのポイント
債務者区分を決める「 定量判定 」の手順は、銀行によって異なりますが、基本的な考え方は、金融庁の「 金融検査マニュアル 」に従うため、結果にあまり違いはありません。
ポイントになるのは、以下の4つです。
1、前期の確定申告・決算が黒字か赤字か
2、繰越損失があるかないか
3、債務超過であるかないか
4、延滞があるかないか。ある場合には、3か月以上の延滞か、リスケジュール( 返済条件の緩和 )をしてい...
より良い条件で融資を受けるには、債務者区分の「 正常先 」を維持し、「 格付け 」を良くすることが大事です。
前回のコラムで、金融機関は、「 定量判定 」と「 定性判定 」を経て「 債務者区分 」を決定すると述べましたが、このときメインとなるのは財務状況に基づいて導き出す「 定量判定 」であり、「 定性判定 」はサブ的な位置づけとなります。
「 債務者区分 」と「 格付け 」を良好に保つには、個人でも法人でも財務内容を良好な状態に保つことが重要です。
詳しく説明しますと、コラム数十話分にもなりますので、ここでは大家さんに必要なポイントを絞って説明します。
■ 債務者区分を決める4つのポイント
債務者区分を決める「 定量判定 」の手順は、銀行によって異なりますが、基本的な考え方は、金融庁の「 金融検査マニュアル 」に従うため、結果にあまり違いはありません。
ポイントになるのは、以下の4つです。
1、前期の確定申告・決算が黒字か赤字か
2、繰越損失があるかないか
3、債務超過であるかないか
4、延滞があるかないか。ある場合には、3か月以上の延滞か、リスケジュール( 返済条件の緩和 )をしてい...
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