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神戸空港の国内・国際一体型ターミナルの整備事業概要が決定!2025年には発着便が1.5倍に増便

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2023/07/28 配信

神戸空港サブターミナルの外観イメージ。旧居留地の建物に見られる陰影のあるデザインを取り入れている(出典:神戸市)
神戸空港サブターミナルの外観イメージ。旧居留地の建物に見られる陰影のあるデザインを取り入れている(出典:神戸市)

国内・国際一体型ターミナルの
整備事業の概要が決定

2022年に「神戸空港サブターミナル整備基本計画(案)」を公表していた神戸市は、2023年5月、新たな神戸の空の玄関口となる神戸空港の国内・国際一体型ターミナルの整備事業概要が決定したことを発表。一般競争入札の結果、事業者は竹中工務店を代表とするグループを選定した。

2022年に開催された関西3空港懇談会では、神戸空港は2025年の大阪・関西万博を視野に入れ、1日あたりの発着回数を80回から120回へと拡大することが確定。

国際化についても正式合意に達し、2025年から国際チャーター便を運用するほか、2030年を目途に国際定期便の就航を予定している。

そのため、神戸空港は今後の国際化と国内線の増便に対応すべく、新たなターミナルビルの整備が急務になっている。

“神戸らしさ”と“使いやすさ”を
兼ね備えた施設に

空港全体の配置図。現在のメインターミナルから400mほど離れているが、無料のシャトルバスを計画している(出典:神戸市)
空港全体の配置図。現行のターミナルから400mほど離れているが、無料のシャトルバスを運行する予定(出典:神戸市)

新たに建てられるサブターミナルは2階建てで、建築面積約12,900㎡、延床面積が約14,600㎡。建設場所は、現在のメインターミナルや神戸新交通ポートライナー「神戸空港」駅から400mほど離れるが、無料のシャトルバスを運行してアクセスのしやすさを確保する。

展望デッキからは、神戸の街はもちろん、六甲山や明石海峡大橋も望める(出典:神戸市)
展望デッキからは、神戸の街はもちろん、六甲山や明石海峡大橋も望める(出典:神戸市)

コンセプトは、「海に浮かび、森を感じる。」。

神戸の特徴である海を感じ、山を望む展望デッキを設け、神戸の街並みをはじめ、六甲山や明石海峡大橋などが楽しめる。また、建物周辺を緑で囲み、出発・到着ロビーやランドスケープと一体化することで、自然を感じられる空間を生み出す。

サブターミナルの外観には、旧居留地の建物に多く見られる陰影のあるデザインを取り入れる予定。神戸ならではの自然・歴史・文化の調和を目指す。

サブターミナルの配置外構図。出発・到着ロビーや保安検査場、CIQエリアなどのメイン機能が1階に集まっている(出典:神戸市)
サブターミナルの配置外構図。出発・到着ロビーや保安検査場、CIQエリアなどのメイン機能が1階に集まっている(出典:神戸市)

また、階層移動をなくすことで利用者にとっての不便を軽減すべく、出発・到着ロビーや保安検査場、CIQエリアなどメインとなる旅客機能を1階に集約。施設配置がわかりやすいように、主な機能は吹き抜けのロビーに面するなど、利用者に優しくストレスフリーで快適な旅をサポートする。

そのほか、空港利用客以外も楽しめるおもてなし空間や、天井や展望デッキに地域木材を活用するカーボンニュートラルへの対応、災害対策拠点となる防災機能の確保など、環境面や防災面にも配慮されている。

2025年3月末を目途に
供用を開始する予定

サブターミナル建設の今後のスケジュールは、2023~2025年度にかけて設計・施工、2025年2月末に完成予定。2025年3月末を目途に供用開始を目指す予定だ。

国内線の増便と国外チャーター便の運用が決まった神戸空港。サブターミナルの誕生は、大阪・関西万博の開催などにより混雑が予想される関西国際空港を補完する意味でも、果たす役割はさらに大きくなるはずだ。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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