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コストコ本社が2022年夏に木更津へ:従業員は最大で2,000人に

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2021/03/28 配信

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木更津から見た海ほたる方面の風景

最大2,000人が勤務する
大型社屋を建設中

日本各地に会員制の大型スーパーを展開するコストコホールセールジャパン株式会社は、2022年の夏に、本社を神奈川県川崎市から千葉県木更津市へ移転すると発表した。

ケン・テリオ社長が記者会見で発表した内容によると、本社の社屋は2022年6月に完成予定とのこと。

現在本社部署に勤務する約400人の従業員を新本社へ集約するほか、国内外からの関係者も集まってくる予定だ。

なお、10年以内に、敷地内に社屋を増築してコールセンターを設けることも計画しており、従業員総数は最大で2,000人になるという。

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新社屋の完成イメージ:左側の建物が新社屋

新社屋の予定地は、東京湾アクアラインの木更津口にあたる「木更津金田インターチェンジ」から約1㎞の位置だ。

「木更津金田インターチェンジ」の近くではあるが、駅でいうとJR内房線の巌根(いわね)駅の方が近い。

木更津市長も
地域活性化に期待

木更津市の渡辺芳邦市長は、2021年3月15日にコストコホールセールジャパンが木更津倉庫店で開いた会見に同席して「地域の経済波及効果に期待している。」と述べ、地域活性化への期待を表明した。

各従業員が周辺地域に引っ越す予定としているほか、地元企業との取引増加も見込まれるということで、今回の移転に関しては行政からの期待も大きい。

木更津市の概略
就業人口の91%は千葉県内で働いている

木更津は京葉工業地域に属する工業都市だ。なお、JR木更津駅は東京駅から電車で約1時間20分の位置にあり、東京のベッドタウンというには少し遠い。

2015年時点の統計ではあるが、木更津市の就業人口のうち約91%は千葉県内で就業している。

木更津市以外では、袖ヶ浦市や君津市など周辺の市で就業する人が多い。

これらの傾向を見ると、今回のコストコ本社移転も、木更津市内の活性化を期待できる要因になるだろう。

なお、東京湾アクアラインの開通以降、三井アウトレットパーク木更津は、県内外から特に人が集まる木更津市の名所的な存在だ。

そのほか、イオンモール木更津やヤマダ電機のアウトレット店など、市内に大型商業施設は多い。

さらには、ドイツの自動車メーカーであるポルシェジャパンは、木更津市内に運転体験施設を建設している。

また、アクアラインに関連するポイントで言えば、2025年にはアクアラインから成田空港までのアクセスが良くなることも明るい材料だ。

圏央道の大栄ジャンクション~松尾横芝インターチェンジ間について、2025年3月の開通を目指して事業認定されている。

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計画工事が完了すれば、成田空港からアクアラインまでのアクセスが良好に

※引用:千葉国道事務所

これまでは、成田空港から東京都心までは京葉道路などを経由するしかなかったが、圏央道の拡大工事が完了すれば、京葉道路を迂回できるようにもなる。

物流の環境が改善されるため、今後も木更津周辺に物流・小売業などの法人が進出してくる可能性は高い。

一方、木更津市における直近10年間の人口推移を見ると、爆発的な増加は見られないが、少しずつの人口増加を続けている。

木更津市の人口推移
木更津市では10年間で約4.85%人口が増加した

※参照:木更津市

木更津市は決して大都市というわけではないが、アクアラインの通行料値下げなどを追い風として、少しずつ発展してきていると言えるだろう。

なお、2019年時点の世帯当たり人口を計算すると、2.33人となるため、木更津市ではDINKS世帯が多いものと予測される。

木更津市の物件は?
キャッシュバイヤーなら選択肢の1つに

健美家のサイト内で木更津市の物件を検索すると(2021年3月時点)、木造の1棟アパートが多く売り出されている。

物件価格は、1980年代~1990年代に建築されたもので1,000万円~2,000万円台だ。また、利回りは10%~12%のものが多い。

現金を用意できるキャッシュバイヤーにとっては、価格交渉も念頭におけば、木更津市周辺での先行投資も1つの選択肢であると言えるだろう。

取材・文:秦 創平

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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