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神奈川県茅ヶ崎市で大規模商業施設がオープン:湘南エリアの利便性向上に期待

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2021/11/12 配信

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街づくりのきっかけとなる
商業施設が完成

大和ハウスグループの大和リースは、神奈川県茅ヶ崎市の浜見平で、コミュニティ施設を併設した複合型商業施設のブランチ(Branch)茅ヶ崎3をオープンした。

「ブランチ茅ヶ崎3」は3期に渡って建設されていた商業施設の3棟目で、2015年と2017年にそれぞれ先行して「ブランチ茅ヶ崎」と「ブランチ茅ヶ崎2」がオープンしている。

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約6年かけて複合商業施設が全て完成したことになる。

ブランチ茅ヶ崎の特徴は、茅ヶ崎市では初となる公民連携事業として整備された公共・商業施設であることだ。

茅ヶ崎市は浜見平地区の複合施設整備事業者として大和リースを選出しており、UR都市機構はブランチ茅ヶ崎の周辺で浜見平団地の建替え事業を進めている。

ブランチ茅ヶ崎は、浜見平団地の住民とその周辺住民が利用できるように開発されたものだ。

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地図には書かれていないが、ブランチ茅ケ崎2と3の西側には浜見平団地が隣接している。

茅ヶ崎市は、都市マスタープランの中で浜見平地区を生活・防災機能を持つエリアと位置付けており、周辺で商業機能や行政機能を強化する方針としている。

ブランチ茅ヶ崎のテナントには、一般的な飲食店や小売店などに加えて保育園・市役所出張所・郵便局・図書館など公共施設も多い。

屋上には防災倉庫が設置されており、災害時には周辺住民の一時避難場所としても利用可能になっている。

そのほか、交流スペースやイベントスペースなども入っており、地域住民が交流する場としても機能するのが特徴的と言える。

ブランチ茅ヶ崎には都市マスタープランで示された方針に沿った施設が入っており、茅ヶ崎市としてはここを中心として周辺の街づくりを進めていきたい考えだ。

しかし、生活拠点の機能を有するエリアとしては、具体的な開発内容がまだ定まっておらず、今後再開発促進地区に指定するなどして、街づくりの誘導を図るとしている。

電線の地中化や道路整備などは進んでいるが、ブランチ茅ヶ崎のオープン後は都市開発の具体的な進展が待たれる状況だ。

茅ヶ崎市内ではヤマダ電機の
大型店舗も新たにオープン予定

ブランチ茅ヶ崎とは反対側の茅ヶ崎駅北口では、2021年11月26日にヤマダ電機の大型店舗であるLABI茅ヶ崎がオープンする。

もともとヤマダ電機の店舗が入っていたビルを、老朽化に伴って建替えることになり、建替えビルの完成後オープンするのがLABI茅ヶ崎だ。

もとは地上4階建てのビルだったが、建替え後には地上8階建てとなっており、多数のテナントが入ることが期待されている。

LABI茅ヶ崎についてはローカルニュースでも取り上げられており、周辺住民が持つ期待度の高さが伺える。

茅ヶ崎市は直近5年で
着実に人口が増加中

大規模商業施設のオープンが相次ぎ、生活利便性の向上が見込まれる茅ヶ崎市だが、直近5年間で人口が増加中だ。

茅ヶ崎市の人口推移
2020年には一旦足踏みしたが、2021年には再び人口が増加している。

※参照:茅ヶ崎市

県内転入・県外転入などの割合を見ると、神奈川県内から茅ヶ崎市に移ってくる県内転入者が多い。

反対に転出者の割合を見ても、県内転出者の方が多いのが特徴的だ。茅ヶ崎市を出入りする人口には、神奈川県内で移動している人が多いと言える。

茅ヶ崎市の資料によると、転入者の数は90年代と比較すると減っているが、それでもなお人口増加を続けているのは茅ヶ崎市の強みだ。

そのほか、年齢別の転入者分布を見ると、30代および0歳~4歳の転入増加数が多く、茅ヶ崎市では子育て世帯の転入者が多い様子が伺える。

現役世代の入居者は住宅選びにおいて利便性を重視することも多いので、大型商業施設のオープンに伴う生活利便性の向上は、子育て世帯のさらなる転入を促すとも言えるだろう。

今後の都市開発についてはまだ不確定な部分もあるが、茅ヶ崎市の魅力向上に期待したいところだ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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