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DeNAが京急川崎駅前で大規模複合施設プロジェクトを進行中。2028年開業を目指す

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/05/17 配信

川崎新!アリーナプロジェクト
DeNAが発表したプレスリリースに掲載されている複合施設のイメージ図。完成すれば、電車の乗客にも大きなインパクトを与える建物になりそうだ。

※引用:DeNA

アリーナ・ホテル・公園などが入る予定

日本国内を中心にゲームやEコマースなど複数の事業を手掛けるDeNAが、神奈川県川崎市で大規模複合開発のプロジェクトを進めている。

開発の対象地は、JR川崎駅北口を出て多摩川方面へ進んだ先であり、京急川崎駅を出てすぐの場所だ。

川崎新!アリーナプロジェクト位置図
川崎の都市開発はこれまでJR川崎駅の周辺が対象となっていた。しかし、今後は京急川崎側にも開発が広がっていくことになる。

※引用:DeNA

多摩川沿いに敷設されている国道409号と京急の駅及び線路に囲まれているエリアが対象地であり、現在の対象地には「KANTOモータースクール川崎校」という自動車教習所が建っている。

DeNAが開設したホームページを見ると、複合施設にはアリーナ・展示施設・ホテル・飲食施設を備えた公園などが入る予定となっていることがわかる。

アリーナは、DeNAグループに入っているプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」がホームアリーナとして使用するほか、音楽のライブやダンスイベントなどに使えるものとなる予定。

長年モバイルゲームの開発も手掛けているDeNAとしては、オフィスや商業施設というよりも、エンターテインメント施設を開発していきたい意向を持っているようだ。

川崎ラ チッタデッラ
川崎駅前にある複合施設「ラ チッタデッラ」。首都圏最大級のシネコンである「チネチッタ」や有名なライブハウスの「クラブチッタ」があるなど、川崎はエンタメの街という顔も持っている。

DeNAの新たな開発は、バスケットボールの関連メディアに加えて各テレビ局のニュースなどでも取り上げられており、注目度の高さが伺える。

今後のスケジュールは、2024年までを設計期間として2025年に建設工事着工、2028年10月に建物竣工・開業の予定となっている。

バスケットボールのプロリーグが10月に開幕するので、2028年に開幕するシーズンから川崎ブレイブサンダースがアリーナを利用する前提でスケジュールが組まれているようだ。

隣接地では川崎市が再開発の地区計画を決定

DeNAが開発を進めている場所の隣では「京急川崎駅西口地区第一種市街地再開発事業」の計画が進行中だ。

こちらの再開発は2023年に川崎市が事業決定しており、4月には地区計画の決定まで進んでいる。ちなみに、5月10日までが都市計画の縦覧期間だった。

京急川崎駅西口地区第一種市街地再開発事業地区計画決定図
川崎市が決定した再開発の地区計画決定図。DeNAの開発対象地と隣り合わせになっており、双方の敷地を合わせると約2.5ヘクタールの広さになる。

※引用:川崎市

川崎市が決定した地区計画の原案を見ると、再開発対象地には以下の機能を持たせるとしている。

  • グローバル企業の活動拠点となる業務機能
  • 駅前の賑わい形成に寄与する商業機能
  • 鉄道高架下への商業機能導入
  • 地域交流や人材育成等に資する文化・交流機能

分かりやすく表現すると、オフィス・商業施設(京急の高架下を含む)・コンベンション施設などの建設を川崎市は考えているようだ。

JR川崎駅東口の様子
JR川崎駅東口の様子。川崎と言えば京浜工業地帯の中心地だが、羽田空港からの近さなどを活かすべく、商業施設やオフィスビルなどの開発が盛んだ。

なお、同エリアでの再開発や対象地の状況などについては、こちらの記事でも取り上げている。

「京急川崎駅」の西口で駅前再開発予定!羽田空港まで直通25分の街、周辺の更なる活性化に期待

DeNAのプロジェクトは上記の再開発と別物だが、DeNAが発表したプレスリリースには再開発との連携を検討するとも記載されているため、連携の実現と相乗効果を期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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