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Amazonが千葉県千葉市と埼玉県狭山市に物流拠点を新設。合計3,000人以上の雇用を創出する見込み

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/07/26 配信

Amazon千葉みなとフルフィルメントセンター外観イメージ図
公開されているAmazon千葉みなとフルフィルメントセンターの外観イメージ図。

※出典:アマゾンジャパン

今年の8月に稼働開始予定

大手物流会社のアマゾンジャパン(以下「アマゾン」)は、千葉県千葉市と埼玉県狭山市に新たな物流拠点を設置し、3,000人以上の新たな雇用を創出する見通しであると発表した。

アマゾンが新設するのは「フルフィルメントセンター」と呼ばれる拠点だ。2箇所の拠点が新設されると、アマゾンが運用する日本国内のフルフィルメントセンターは25箇所を超えることになる。

なお、新施設の正確な住所などは公表されていない。しかし、アマゾンが発表したプレスリリースを見ると、千葉県の方は「Amazon 千葉みなとフルフィルメントセンター」という名称になることがわかる。

千葉駅の南西にJR京葉線とモノレールの千葉みなと駅があるので、千葉県の新たな物流施設はこの辺りにできるのだろう。

千葉みなと駅周辺の様子
千葉みなと駅周辺の様子。駅の南側には千葉ポートパークという公園があり、バーベキュー場や潮干狩りができる人工海岸などが敷設されている。

千葉みなと駅の西側には、食品関連のメーカーを中心とした様々な企業の工場や倉庫などが立ち並んでいる。アマゾンの物流拠点ができるのも頷けるような場所だ。

ちなみに、千葉県内には市川・習志野・八千代・印西・柏・流山・野田にアマゾンのフルフィルメントセンターがある。千葉駅の周辺にフルフィルメントセンターができるのは、これが初めてだ。

千葉の新施設は延床面積約12万㎡とのこと。物流拠点用のロボットである「Amazon Robotics」が導入される予定であり、ロボットが商品棚を持ち上げて移動することになるという。

ロボットは入るものの、商品在庫は従来の施設よりも多めに入るよう計画されているとのことで、新たな雇用喚起に期待したいところだ。

埼玉県狭山市の新施設名称は「Amazon狭山広瀬台フルフィルメントセンター」。狭山市は入間市の東、所沢市の北に位置する都市だ。

地図で見ると、首都圏中央連絡自動車道のインターチェンジである「狭山日高インターチェンジ」のすぐ東側に広瀬台というエリアが広がっている。

鉄道駅を基準にすると、西武新宿線の狭山市駅もしくは新狭山駅から入間川を挟んで対岸に広がるエリアが広瀬台だ。

新狭山駅北口周辺の様子
新狭山駅北口周辺の様子。狭山はお茶の産地であり、市のウェブサイトには地元のお茶をアピールするページも掲載されている。

所沢や入間は駅前が開けている印象のあるエリアだが、狭山の周辺は所沢や入間よりもローカル感が強い。

アマゾンのプレスリリースによると、狭山のフルフィルメントセンターは洋服・時計・靴などのファッション関連商品を専門に取り扱う拠点になるという。

アマゾンは千葉と狭山の2拠点で3,000人以上の雇用を創出すると発表している。どちらに何人かといった配分は非公表だが、千葉の拠点にはロボットが入る分、狭山の方が雇用人数が多くなる可能性はあるだろう。

新狭山駅周辺ではアマゾンの勤務者入居を狙える?

狭山市の周辺で既存のフルフィルメントセンターは、川越・坂戸・立川・府中などが該当する。

特に川越のフルフィルメントセンターは、新狭山駅から車で10分程度の距離に2箇所ある。新たな施設の建設も相まって、新狭山駅の周辺ではアマゾンの物流拠点に勤める人の入居を狙えそうだ。

新狭山駅前の様子
新狭山駅の南口側には、自動車メーカーであるホンダの工場もある。

他にも、森永製菓の配送センターやキッコーマンの工場、大林組の機械工場など、新狭山駅周辺には大手企業の工場や倉庫が多い。

入居者がブルーカラーになる可能性は高いが、そこを飲み込めるのであれば、新狭山駅周辺は特に面白いエリアになるだろう。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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