※引用:芝浦工業大学
受験生からの高い人気が伺える芝浦工業大学
東京都の江東区および埼玉県の大宮市内にキャンパスを展開している芝浦工業大学は、大宮キャンパスの敷地内に新たな校舎を建設する。
芝浦工業大学は東京高等工商学校を前身として1927年に創立された理系の大学だ。
※引用:芝浦工業大学
設置されている学部は工学部・システム理工学部・デザイン工学部・建築学部の4つ。
進学塾である河合塾のウェブサイトによると、偏差値は50~60となっている。
また、芝浦工業大学が公表している情報によると、大学全体の学生数は約8,000人(2023年5月1日時点の学生数)。
そのほか、教育事業を展開するベネッセコーポレーションが発表した「THE 日本 大学ランキング」によると、200以上ある国内の大学のうち、芝浦工業大学は34位にランク付けされている。
「THE 日本 大学ランキング」とは、以下4つの指標で各大学を評価したもの。
- 教育リソース
- 教育充実度
- 教育成果
- 国際性
芝浦工業大学は、教育充実度と国際性が高い評価を受けている。
教育充実度とは、その大学の学生が感じる授業の充実度合いや、高校教員の評判調査などを評価した指標だ。
また、国際性とは、外国人の教員比率や外国語で行われている講義の比率などを評価した指標となっている。
国際性のスコアが高いほど「国際化に対応した大学である」という評価を受けるようだ。
ちなみに、芝浦工業大学の国際性は76.4ポイントであり、東京大学の国際性は69.6ポイント(東京大学の総合ランキングは2位)。
あくまでもこのランキングにおける評価だが、芝浦工業大学は東京大学よりも国際化の対応が進んでいると評価されている。
評判の良さを受けてか、今年の8月18日から20日にかけて豊洲キャンパスで開催されたオープンキャンパスは各日程とも満員で、来場者数は約5,000人に上ったという。
※引用:芝浦工業大学
芝浦工業大学は受験生からの人気もかなり高いと考えて良いのではないだろうか。
来年から新校舎の建設工事へ
芝浦工業大学の新校舎の規模は地上7階建て・延床面積21,664.49㎡。
新校舎の用途は、情報系や環境系などの研究施設、新体育館、地域健康増進センターなど。
地域健康増進センターについては「社会貢献施設」とされていることから、一般開放される可能性もあるだろう。
※引用:芝浦工業大学
予定されている工事期間は2024年3月1日から2026年3月31日まで。
なお、今回発表された大宮キャンパスの新校舎建設は、創立100周年(2027年)に向けた取り組みの1つであるとのこと。
今後は大宮キャンパスの各施設を段階的に更新・拡充していくという。施設が充実すれば、受験生からの人気がさらに高まることも期待できるだろう。
大宮キャンパスの最寄り駅はJR上野東京ラインの東大宮駅だ。東大宮駅は大宮から北に3つ目の駅となっている。
今後も大学施設の拡充が進めば、大宮駅や周辺駅における学生向けアパートなどの需要喚起を期待できるのではないだろうか。今後も要注目だ。
取材・文:
(はたそうへい)