羽田空港第3ターミナル隣接のエリアに
レジャー&ビジネス機能を備えた施設が誕生
飲食店やアパレルなど、近年は有名店が出店することが珍しくなくなった、空港内のショッピングエリア。旅行ではなく食事や買い物を目的にやってくる人も少なくない。いまや空港は交通の拠点だけではなく遊びに訪れる場としても機能している。

こうしたなか、1月31日にグランドオープンを迎えたのが、羽田空港第3ターミナル(国際線)に隣接する「羽田エアポートガーデン」だ。

出所:ニュースリリース
同所は羽田空港の24時間国際拠点空港化に伴い求められる、多様なニーズに対応するため、住友不動産による作られた施設。全1717室のホテル「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」を核に、国際交流機能強化のためのMICE対応のイベントホール・会議室「ベルサール羽田空港」、富士山や飛行機を望む展望天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」、地方都市や観光地など日本各地と結ぶ全天候型バスターミナル、日本文化を感じる名産品や旅行グッズなどを扱う物販店舗、ホテル内レストランからフードコートまで73店舗が揃う商業施設を備えている。約440台分の駐車場もあるので、車でも行きやすい。

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商業エリアは、日本の文化や技術を感じられる名産品を揃える「Japan Promenade(ジャパンプロムナード)」、日本らしいお土産・雑貨を扱う「羽田参道」、トラベル用品がある「HENEDA COLLECTION(ハネダコレクション)」、日本各地のグルメを楽しむ「Haneda Food Selection(ハネダフードセレクション)」のほか、コンビニやドラッグストアで構成。買い物や食事を楽しみ、温浴施設でリラックスするといった楽しみ方も可能だ。
全面開業に合わせて「羽田エアポートガーデン バスターミナル」の運行も始まっている。発着バス便は新潟や山形などの東北エリア、白馬をはじめとする中部エリア、大阪や伊勢など近畿エリアなど。開業以降も路線整備を進め、運行エリアや便数などの拡充を図るという。

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近年は近隣の京急空港線天空橋駅に大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」がオープンし、もっとも近いターミナル駅の京急蒲田駅エリアにもホテルが相次いで開業、同駅とJR蒲田駅をつなぐ鉄道「蒲蒲線」の敷設も現実味を帯びてきた。一方、羽田空港と多摩川の間には多摩川スカイブリッジが架かり、川崎市方面からのアクセスも抜群に良くなっている。加えて「羽田エアポートガーデン」が開業したことでエリア一帯が活性化し、大きな雇用創出につながることは間違いない。近隣の賃貸需要にも影響するのではないだろうか。
健美家編集部(協力:
(おしょうだにしげはる))