ビル、マンションの給水・排水設備の改修全般を行なっている、株式会社タイコーでは、新たにマンションの更生工事に関する緊急相談サービスを開始した。
■老朽化した水道管、排水管のトラブルが多発
今、水道管の老朽化が問題となっている。全国で水道管の破裂が多発しており、その件数は年間で2万件に及んでいる。老朽化した水道管を直すための更新工事に掛かる費用は、今後30年間で役33兆円にも登ると予想される。
水道管の老朽化問題は、マンションでも起きている。1997年にマンションの建設が急増し、築20年以上のマンションで老朽化した水道管や排水管のトラブルが多発。水道管や排水管の溢れや漏水事故に悩むマンションが増えている。マンションの水道管や排水管のトラブルは今後も増えていくだろう。
■排水管の緊急対応が3年で2.2倍に増加
株式会社タイコーでは、1989年から水道管や排水管など、給排水全般の工事施工を行ってきた。近年、排水管の溢れや漏水事故の緊急対応が増えている。
原因の一つとして、年に一度行われる、排水管高圧洗浄だけでは落ちない汚れが起因していると思われる。その結果、株式会社タイコーでは、排水管の漏水や溢れによる緊急対応の件数が2020年、249件だったのに対し、2023年は548件と2.2倍に増加している。
このような問題を未然に防ぐため、株式会社タイコーでは、2010年に排水管の定期洗浄を必要としない、「抗バイオフィルム」機能をプラスした、排水管更生工法、「サイクロンスーパーコート工法」を開発し、施工を続けてきた。「サイクロンスーパーコート工法」の特徴は、更新工事のような、床や壁を剥がすといった大規模な工事が必要ないため、工期が半分で済み、費用も半分以下に抑えられる。さらに特殊な回転装置で汚れや錆を取り、専用の抗菌コートで排水管の内側をコーティングすることで、年に一度行われる排水管の定期洗浄が10年間不要になる。
マンションが年に一度行う定期洗浄は、一戸辺り約4,000円相当の水道代が掛かる。「サイクロンスーパーコート工法」による更生工事を行うことで、定期洗浄に掛かる費用を毎年削減出来る。マンション側は浮いた費用を、他の修繕費に充てられるのも大きなメリット。
入居者にとっては、毎年業者が部屋の中に入り、キッチンやお風呂場などの排水管の洗浄が終わるまで、立ち合わなくて済むので、住人にとっても毎年の余計なストレスが無くなる。老朽化するマンションは今後も増え続けるので、定期洗浄を必要としない「サイクロンスーパーコート工法」の更生工事依頼も増えていくと予想している。
■豊富な経験と独自技術
●体験者の声1
「修繕費が高騰している中、ネットで良い業者はないかと探していたところ、『定期洗浄不要』の文字が目に飛び込み、タイコー様に工事の依頼をしました。もともと修繕計画に不安があり、修繕積立金の見直しが必要だったため、非常に助かりました。」
●体験者の声2
「他社で更新工事を検討しておりましたが、工事の期間が長いことが理由で、住人の理解が得られず困っていました。タイコー様に更生工事の提案頂き、工期が短いことで、住人からの理解が得られ、無事に工事を終えることが出来ました。」
●体験者の声3
「大規模修繕に辺り、排水管工事をどうするか悩んでいたところ、更生工事のことを知りタイコー様に依頼しました。工事を終えて5年が経ちますが、あれから一度も定期洗浄を行っていないですが、特にトラブルは起きていません。毎年の定期洗浄が無くなったことで住人も喜んでおり、非常に助かっています。」
健美家編集部