三菱UFJ信託銀行株式会社は、この度不動産マーケットリサーチレポートVol.209「東京都心の賃貸住宅」を発行した。
コロナ禍以降、東京都心の賃貸住宅を取り巻く環境は大きく変化した。人口流出やテレワークの普及といった新しい働き方等の影響も指摘されている。
同レポートでは、東京 23 区の賃貸住宅を取り巻く環境の変化を整理したうえで、コロナ禍後を見据えた投資上のポイントについて検討している。
■トピックス
・東京都心の賃貸住宅のリーシングにおいては、コロナ禍以降、需給バランスに緩みが見られ、ワンルームタイプの賃料は横ばいに転じ、ファミリータイプも上昇が止まった。
・しかしながら、コロナ禍後の経済再開や、働き方について大半の企業でオフィス回帰が前提であることを踏まえれば、その持ち直しが期待できる。
・賃貸住宅への投資人気に陰りが見られない一方、市場の物件選別機能の低下を懸念する声も聞かれる。市場変調のリスクも念頭に置いた、慎重な物件選別が肝要になるだろう。
健美家編集部