■ 水害リスク
まず、大家業にインパクトが大きいと感じたものは、国土交通相が1月の衆院予算委員会で、住宅の売買や賃貸などを扱う宅建業者に対し、「 豪雨による水害リスクを購入希望者や入居希望者に対し重要事項として説明するよう義務付ける 」意向を示したことです。
具体的には、浸水が想定される範囲などを示した市町村作成のハザードマップで、住まい周辺の危険性を説明することを宅建業者に求めるようです。
最近の激甚化する台風などの気象災害により、こうなることは予測されていました。2017年の九州北部豪雨、2018年の西日本豪雨、そして昨年の台風19号。そして記録的に雪が降らない状況が、今まさに続いています。
地球温暖化は、北極・南極の氷の急速な減少などでみられるように確実に進んでいます。日本列島も亜熱帯化していくのでしょうか。
約7千年前は東京の下町から埼玉の北東部奥まで、海でした。今より海面が2〜3m高かったそうです。さすがに海面がいきなり3m上がることはないでしょうが、想定外級の災害が日常化する可能性は高いと予想されます。
頻発する水害は、数十年ごとの大...
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