スルガショックのあと、収益不動産取得に対する貸し出しにおいて、アパートローンを廃止し、プロパー融資に一本化する銀行がでてきました。不動産投資初心者の方には、まだアパートローンしか利用したことがないという方も多いのではないでしょうか。
不動産投資家の視点からは、ほぼ同じ条件で借りることができるならば大差ないでしょうが、アパートローンとプロパー融資は本質的に違います。
今回は、アパートローンとプロパー融資の違い、そしてプロパー融資を利用する場合の銀行との上手な付き合い方について説明します。
■ アパートローンとプロパー融資の歴史的背景
私は銀行の支店融資担当や法人営業部員としてアパートローンもプロパー融資も携わってきました。実際に仕事をしていて、貸し出しをするうえでの事務手順や考え方が全く異なると感じていました。
その感覚は、元々アパートローンが住宅ローンなどの一般消費者向けローンから派生してできた商品であり、プロパー融資は明治時代から脈々と続いている一般事業会社向けの貸し出し形態であることに由来します。
銀行は、一般事業会社にプロパー融資をする場合、ヒト・モノ・カネの視点から判断します。「 ヒト 」...
不動産投資家の視点からは、ほぼ同じ条件で借りることができるならば大差ないでしょうが、アパートローンとプロパー融資は本質的に違います。
今回は、アパートローンとプロパー融資の違い、そしてプロパー融資を利用する場合の銀行との上手な付き合い方について説明します。
■ アパートローンとプロパー融資の歴史的背景
私は銀行の支店融資担当や法人営業部員としてアパートローンもプロパー融資も携わってきました。実際に仕事をしていて、貸し出しをするうえでの事務手順や考え方が全く異なると感じていました。
その感覚は、元々アパートローンが住宅ローンなどの一般消費者向けローンから派生してできた商品であり、プロパー融資は明治時代から脈々と続いている一般事業会社向けの貸し出し形態であることに由来します。
銀行は、一般事業会社にプロパー融資をする場合、ヒト・モノ・カネの視点から判断します。「 ヒト 」...
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