どもども、みなさま、こんにちは。
ソーリムウーハーです!
早速ですが、今日はちょっとマジメなお話からです。
先日、アパートに住む入居者様が交通事故に遭い、かなりの大怪我をしてしまいました。
しばらく入院となったため、部屋に住み続けることができず、退去になるという出来事がありました。
「怪我」をすると、時に人生が大きく変わってしまうことがあります。
ボクも交通事故やリフォームで怪我をしないよう、注意しなければと思いました。
本日のテーマは、『DIY大家の安全装備』についてです。
セルフリフォームは、建築現場で作業するのと同じです。
日常では考えられないような危険が、たくさんあります。
そしてケガは『油断したとき』に発生します。
長時間の作業で集中力が切れた、ほんのちょっとした隙に起きるのです。
そんな時に、安全具を身につけていれば、怪我を回避できます。
今回は、実際にボクがリフォームの時に使っている装備を紹介します。
■保護ゴーグルをつけよう
意外と見落としがちな、目の保護。
ボクは現場に入るときは、まずゴーグルをつけます。
リフォーム中は、普段の生活に存在しない危険物がたくさんあります。
伸びっぱなしの木の枝や、運んでいる廃材に刺さった釘。
金属板の切断中に、飛んでくる破片。
皮膚に引っかかるくらいなら擦り傷で済みますが、目に入ると大ケガになります。
清掃中も業者用の洗剤を使うので、少しでも目に入ると危険です。
細かい精密な作業のときは、顔を近づけて尖った工具を使うこともあります。
数日前にもキッチンの解体中に、木片が目に向かって飛んできました。
ゴーグルがカチンッと弾いてくれて問題なかったのですが、もし目に入っていたら無事では済まなかったかもしれません。
あらゆる危険から目を保護するためにも、ゴーグルをつける癖をつけましょう。
ボクが使っているのは、1,000円程度のメガネタイプ。
軽量で、装着しても視界の悪さは気になりません。
■作業内容に適したマスクを
普段の現場では、作業用の簡易マスクをしています。
木材・金属加工のときに、木屑の吸い込みを防いだり、顔に飛んでくる破片から守ってくれたりします。
ホームセンターで、50個入り1,000円程度で売ってるもので大丈夫です。
ただしマスクは作業内容によっては、高性能なものが必要になる場合があります。
たとえば壁パテにサンダーをかけるような、細かい粉塵が大量に出る作業では、もう一段階上の『防塵マスク』の装着が望ましいです。
フィルターを交換できる、1,000円くらいのもので良いでしょう。
さらに、油性塗料やカビキラーのような薬剤を使うシーンでは、毒性のある物質の吸収缶を装着できる『防毒マスク』を着用します。
適切に装着することで、有機溶剤のシンナーの臭いも防ぐことができます。
以前、簡易マスクだけでカビキラーを大量に使ったら、その後2日間、咳と鼻水が止まらず怖い思いをしたことがあります。
呼吸器官に薬剤が入ると、重大な健康被害を引き起こす可能性があります。
作業内容に適したマスクを着用しましょう。
■背抜き手袋は必要に応じて着脱
いちばん最初のリフォームでは、クロスとCFの作業がメインだったので手袋をしていませんでした。
そのおかげで、手が切り傷だらけだった記憶があります。
カッターの刃をひっかけてしまったり、スクレイパーの角を指に刺したり。
残置物の物干し竿を処分しようと思ったらステンレスが裂けていて、スパッと手の平を切ってしまったこともあります。
これらは『背抜き手袋』をしていれば、防げたケガです。
リフォーム中に「手」はいちばん危険にさらされる場所です。
できる限り、手袋をして作業しましょう。
電動ドリルでの怪我もありました。
摩擦で熱くなった刃で火傷をしたり、手が滑って指をエグってしまったりしたことがあります。
これらも手袋を着けていれば、回避できました。
ただし、ドリルや丸ノコといった回転工具は、手袋が巻き込まれて事故になることもあります。
面倒くさがらず、必要に応じての着脱が必要です。
ボクは10組で1,000円程度の、安いものを使っています。
5日くらい使うとボロボロになるので、使い捨てです。
■必須アイテムの作業着
DIY大家にとって、作業着は必須アイテムです。
というか、ボクは普段着が作業着ですw
普通の服よりも厚手で丈夫なので、ちょっと引っかかったくらいでは破れません。
体を守ってくれるのはもちろんですが、営業パフォーマンスの点からもメリットがあります。
たとえば内見に作業着で行けば、それだけで仲介業者から「プロ」だと思ってもらえます。
職人に仕事を依頼するときも、現場を理解している「仲間」として見てもらえます。
ちなみにボクの最近の冬コーデは
【パンツ】グラディエーターのスタイリッシュカーゴパンツ。脚が細長く見えてかっこいい!
【インナー】ユニクロの『超極暖』。動きやすく暖かい!
です。
最近は普段着としても使えるジーンズカジュアル系が流行っているようですが、ボクは一目で「作業着」とわかるものを選んでいます。
この格好ならアパートでリフォームしていても、周囲の住民からは大家だとバレずに活動できて、なにかと都合が良いのです。
■安全靴と踏み抜き防止インソール
安全靴は、ホームセンターでたくさん売っています。
靴の先端が固くなっていて、上から重量物を落とした時に足を守ってくれます。
ただDIY大家で、足を潰されるほどの重量物を扱うことは少ないと思います。
どちらかといえば、「靴底」の方が大事かもしれません。
廃材から飛び出た釘を踏み抜かないように、靴底には踏み抜き防止のインソールを入れます。
ホームセンターで1,000円程度で売っているので、安全靴と一緒に用意するのが良いでしょう。
ボクが履いている安全靴は、カカトを潰して履けるタイプです。
部材や廃材を部屋から出し入れすることが多いので、サンダル感覚でサッと着脱できるタイプは使い勝手が良いです。
■天井の工事にはヘルメットを
普段はかぶっていないですが、天井の工事や、刈払機を使う時に装着します。
特に天井の石膏ボードの張り替えをする時は、頭にブツけるとケガをするので必須です。
一度、火事の復旧で壁を解体していた時に、飛び出た釘がヘルメットに刺さったことがあります。
もしヘルメットがなければ、脳に直刺し血がピューになるところでした。
天井の下地を露出させる作業の時は、かぶった方が安全ですね。
車に乗るときに、シートベルトをするのと同じく、リフォーム中は安全具を身につけましょう。
それだけで、ほとんどのケガは防ぐことができます。
我々は大工でも職人でもなく「投資家」です。
DIYをして安くリフォームしてお金を儲けても、怪我をしては台無しです。
絶対にケガをしない装備で、リスク管理をしましょう。
また次回お会いしましょう。
ではでは。
権利のない自作の完全フリー素材です。
ご賛同いただける方は、ぜひご利用・拡散をお願いいたします。
安全DIY宣言
・危険な工具は使いません
・高所での作業はしません
・安全具なしで作業しません