今年も残りわずかになりました。年が明ければ確定申告がやってきます。
毎年恒例の年内までにやるべき対策を解説します。
節税のために、年内までに経費を使わなきゃと思っている方、
「ちょっと待ってください!」
本当に年内に経費を使った方がよいのでしょうか?
1.経費はいくら使うのがよい?
100万円の経費を使ったら、いくら税金は減るでしょうか?
100万円ではないですよね。
答えは、「人によって違う」です。
所得税は、超過累進税率という仕組みになっています。
超過累進税率とは、所得が大きくなれば大きくなるほど、高い税率で課税される制度です。
ただし、全体に対して、高い税率が課税されるということではなく、一定の金額を超えると、超えた部分にだけ高い税率がかかるというものになります。
図1 超過累進税率の図解
課税所得が1,000万円の場合、1,000万円に33%の高い税率がかかるわけではなく、900万円を超えた100万円に33%の課税、695万円~900万円までは23%の課税というように上記の黄色部分の合計が所得税額になります。
計算式にすると
②(330万円-195万円)×10%= 13.5
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