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本当に節税になってる?税金の繰り延べを理解しよう。

渡邊浩滋さん_画像 渡邊浩滋さん 第26話 著者のプロフィールを見る

2017/5/9 掲載

1.減価償却は節税になる?

前回のコラムで、海外不動産の減価償却費を使った節税スキームについて書きました。

「 減価償却で節税できる 」「 減価償却はすばらしい経費だ 」なんて聞くことがあります。本当なのでしょうか?

減価償却は、節税の中でも、「 税金の繰り延べ 」に該当するものと、私は考えています。まずは、「 税金の繰り延べ 」とは何か。そこから減価償却を使った節税の本当の意味を2回にわたって説明していきます。

2.税金の繰り延べ

繰り延べとは、支払時期の先延ばしをする効果をいいます。つまり、今払うべき税金を先送りにするということです。

税金の繰り延べの代表例として、短期前払費用があります。短期前払費用は、所得税基本通達37-30に規定があります( 以下、要約 )。

◯一定の契約に基づき継続的に役務の提供を受けるために支出した費用のうちその年12月31日においてまだ提供を受けていないもの( 前払費用 )を
◯その支払った日から1年以内に提供を受ける役務に係るものを支払った場合において
◯継続して、その支払った年分の必要経費に算入しているときは、これを認める


例えば、火災保険( 保険期間1年 )を考えてみ...

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プロフィール

渡邊浩滋さん

渡邊浩滋さんわたなべこうじ

不動産投資家
Knees bee税理士法人 代表

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経歴
  • □大学在学中に司法書士試験に合格

    □大学卒業後総合商社に入社。法務部にて契約管理、担保管理、債権回収などを担当

    □商社を退職後、税理士試験に合格

    その頃、実家のアパート経営(5棟、全86室)が危機的状況であることが発覚。 経営を立て直すために自ら経営を引き継ぎ、危機的状況から脱出する

    □2011年
    「行動する大家さんの会」を設立

    □資産税専門の税理士法人に勤務した後、2011年12月、独立開業

    □2013年
    「一般社団法人 大家さんの道しるべ」代表理事就任

    □2017年
    日本全国の大家さんを救うべく、フランチャイズ展開を開始(同じ志を持つ仲間を求めている)

    □2022年10月法人化
    税理士の視点と大家の視点からアパート経営を支援するために活動し、税理士・司法書士のワンストップサービスを提供している

    資格専門学校の講師、賃貸住宅フェアでの講演、セミナー講師等、幅広い分野で活躍中

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