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新札幌駅で新しい複合施設の「BiVi新さっぽろ」が11月30日からオープン

都市計画・再開発(地域情報)/札幌/北海道 ニュース

2023/12/04 配信

BiVi新さっぽろ外観
手前側で横向きに建っている建物がBiVi新さっぽろ。左側で縦向きに建っている建物はホテルで、奥の高層建物はタワーマンション。

新さっぽろI街区開発における最後の施設

大和リース株式会社は、2023年11月30日に札幌市の厚別区(あつべつく)で新たな複合商業施設の「BiVi新さっぽろ」をオープンした。

BiVi新さっぽろが立地するのは、札幌市内にある「厚別中央1-6」の交差点そばだ。

JR千歳線の新札幌駅と地下鉄東西線の新さっぽろ駅からすぐそこの位置となっている。

BiVi新さっぽろ位置図
BiVi新さっぽろの位置図。幹線道路や高速道路のインターチェンジも近くに位置している。

新札幌は札幌から4駅11分の距離にある駅で、新千歳空港までも約24分で行ける。

JR新札幌駅のすぐ隣には「新札幌バスターミナル」も位置しており、新たな複合施設は電車とバスの両方でアクセス可能だ。

新札幌駅からは北海道日本ハムファイターズの本拠地がある北広島市や、江別市などへもアクセスが容易なことから、札幌市が作成した資料では、上記2つの市の生活圏を支える玄関口として位置づけられている。

BiVi新さっぽろが建設されたのは「新さっぽろG・I街区開発」の一環であり、I街区の方に該当する。

なお、街区開発の方針は「地域交流拠点としてふさわしい多様な都市機能の集積と魅力ある都市空間の創出」というものだ。

新さっぽろI街区開発 全体イメージ図
新さっぽろI街区開発の全体イメージ図。BiVi新さっぽろがオープンしたことで、全ての施設がオープンしたことになる。

※引用:大和ハウス工業

I街区にはBiVi新さっぽろのほか、ホテルの「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」、タワーマンションの「プレミストタワー新さっぽろ」、新札幌整形外科病院などの病院が建ち並んでいる。

各病院は2022年7月時点で開業済、ホテルは2023年7月15日にオープン、プレミストタワー新さっぽろも2023年7月に入居開始、BiVi新さっぽろが最後にオープンした施設となる。

街区開発の対象地には、もともと札幌市の市営住宅が建っていたが、市営住宅の建て替え・集約化によって余剰地が発生することになった。

交通利便性の高さに着目した札幌市は2013年度~2014年度にかけて「新さっぽろ駅周辺地区 まちづくり計画」を策定、2017年に事業者(大和ハウス工業を代表とするグループ)を選定、2018年の地区計画決定を経て、2022年以降に各施設が完成したことになる。

商業施設は4フロアに34店舗が出店

BiVi新さっぽろの建物規模は、地下2階・地上4階建てで敷地面積が10,743.24㎡、延床面積が20,165.95㎡となっている。

店舗が出店しているフロアは地上の4フロアで、テナントは飲食・物販・サービスなど。

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BiVi新さっぽろ 出店リスト
出店している店舗の大半は北海道内の企業が運営している店舗だ。

全34店舗のうち北海道初出店の店舗は6店舗。1店舗は札幌市内初出店となっている。

リストを見る限り、2階のフロアはその大半を飲食店の店舗が占めているが、2階には「BiVi Park」という室内公園が設けられている。

BiVi PARK イメージ図
BiVi Parkのイメージ図。下段2つのイメージ図では、まるで頭上に空が広がっているかのように見える。

面白いのは、単なる子どもの遊び場という広場なわけではなく、天井に16メートル × 16メートルのLEDビジョンが設けられていることだ。

ビジョンで季節に合わせた空の様子を再現することにより、雪が多い北海道でも1年中緑を感じられるという。

こういう仕掛けは例えば関東の商業施設などでは滅多に見られない。天候に偏りがある北海道ならではの仕掛けと言えるだろう。

今後、行政の狙い通り、周辺都市の玄関口としても地元住民の利便性向上に寄与するか要注目だ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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