
JR「千里丘」駅前を大刷新する
再開発プロジェクトが始動
大阪府摂津市にあるJR「千里丘」駅の西地区駅前再開発プロジェクトが動き出している。2021年6月下旬には大阪府知事の認可が下り、「千里丘」駅前再開発の事業計画が決定。1街区と2街区の計1.5haの敷地に、地上35階・高さ約127mのタワーマンションや商業施設などが建設される予定だ。
事業協力者としては、大和ハウス工業、JR西日本不動産開発、住友不動産、関電不動産開発、大林組の5社が確定。事業施工期間は2027年3月31日までの予定で、2024年頃から解体、着工のプロセスに入る予定だ。
都心部への好アクセスと豊かな自然が魅力
子育て世代から支持を得る摂津市
摂津市のある大阪北部の北摂エリアは、閑静な住宅地が多いうえに、都心部へのアクセスも良く、豊中市や吹田市といった人気のまちが集まっている。
隣接する高槻市や茨木市と比べると、摂津市は知名度こそ高くないものの、川や緑などの自然に恵まれ、最近ではおしゃれなカフェなども増えるなど、とりわけ子育て世代から暮らしやすいと評判だ。

交通面を見ても申し分ない。今回の舞台であるJR「千里丘」駅は、スマートタウン構想で注目を集めているJR「岸辺」駅の隣駅。JR「新大阪」駅までは電車で約10分、梅田のJR「大阪」駅までは約15分と好アクセスだ。京都方面に移動する際も、JR「京都」駅まで30分程度と、京阪間をストレスなく移動できる。
車の利用者にとっては、摂津市内には近畿自動車道が走り、「摂津北」ICや「摂津南」ICが備わっているため、市外・府外に移動する際の利便性が非常に高い。
JR「千里丘」駅前の課題を解決し
摂津市の新たな玄関口に!


JR「千里丘」駅西地区はかねてより、狭い道路に囲まれた木造住宅が散見されるほか、駅前の交通渋滞や駐車場の少なさなども問題視されていることから、商業施設やタワーマンションのほか、インフラ整備にも踏み切る方針。
駅前の再開発を機に、駅前広場の整備を含む交通結節機能の強化、災害に強い住環境の形成など、駅前にふさわしい機能も整えていく。
今回の駅前再開発事業により摂津市の玄関口として、摂津市の「千里丘駅」は大きく飛躍するチャンスと言える。
2018年に商業施設「吹田グリーンプレイス」が完全開業した「吹田」駅、スマートタウン化が進んでいる「岸辺」駅、駅前の再開発に着手する「千里丘」駅。着実に盛り上がりを見せているJR東海道線沿線、そして「千里丘」駅の今後から目が離せない。
健美家編集部