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東急東横線・綱島駅東口で大規模再開発決定。相鉄・東急直通線の開業も控え、ビッグタウンへ進化?

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2022/09/07 配信

綱島駅東口に2棟の複合施設を建設
新綱島駅との間に横断デッキも用意

綱島駅は神奈川県横浜市港北区にあり、東急東横線が乗り入れる駅。周辺には小規模な商店街や歓楽街が広がり、駅の北側には綱島公園・綱島市民の森といった自然も残されている。

2000年の約30万人から2022年には36万人を突破するなど、人口増に沸く港北区。これに伴い綱島駅の乗降客数も右肩上がりで、コロナ禍前は1日平均で10万人を超えていた。画像は綱島駅。
2000年の約30万人から2022年には36万人を突破するなど、人口増に沸く港北区。これに伴い綱島駅の乗降客数も右肩上がりで、コロナ禍前までは1日平均で10万人を超えていた。画像は綱島駅。

2020年には東急の駅ナカ商業施設「エトモ綱島」が開業するなど、駅自体の再開発は進展していたが、それに拍車をかけるプロジェクトが、この度始まった。それが「綱島東口駅前地区第一種市街地再開発事業」だ。

これは、駅前の約9000平米を対象に、2棟の複合施設の建築と駅前広場の新設、道路の拡張を一体的に行うというもの。複合施設は南棟と北棟にわかれ、前者は地上27階・地下1階建てで、下層階は商業・業務施設に充て、中~高層階は約350戸のマンションになる計画だ。

また、綱島駅に隣接する形で来年に開業する予定の新綱島駅側に建設している29階建てのビルとの間には、綱島街道を渡る横断デッキも設けられる。

片や日吉駅側の北棟は高さ31メートル以下で、商業やオフィス用途として供用される予定で、南棟と新綱島駅側のビルとの間にはデッキ通路が設けられる。

現時点の完成予想図。綱島駅と綱島街道の間に2棟の複合施設を建設する計画で、新綱島駅側に建設中のビルとデッキ通路で結ばれるのが大きな特徴。綱島街道を横断する必要がなく。回遊性を高めるのと同時に歩行者の安全も担保する。 出所:横浜市
現時点の完成予想図。綱島駅と綱島街道の間に2棟の複合施設を建設する計画で、新綱島駅側に建設中のビルとデッキ通路で結ばれるのが大きな特徴。綱島街道を横断する必要がなく。回遊性を高めるのと同時に歩行者の安全も担保する。
出所:横浜市

整備するのはビルだけではない。同事業では駅前広場を新設し、タクシーや一般車両の乗り入れができるようにし、路線バスが頻繁に往来する綱島街道側にバスの乗降スペースも設置する予定。歩行者の安全確保にも努める。

気になる今後だが、事業の対象エリアの権利者との調整を進め、2023年度中に事業計画認可を目指し、24年度中に解体、25年度に建築工事に着工。2028年度中の事業完了を目指す。

スクリーンショット 2022-09-06 203816

綱島駅東口周辺の事業計画平面図。現在はまちづくりの第1弾として新綱島駅周辺地区の土地区画整理事業や再開発事業が行われているが、今回の整備は第2弾として実施される。 出所:横浜市
綱島駅東口周辺の事業計画平面図。現在はまちづくりの第1弾として新綱島駅周辺地区の土地区画整理事業や再開発事業が行われているが、今回の整備は第2弾として実施される。
出所:横浜市

そもそも、綱島駅は横浜方面と渋谷方面にアクセスしやすい利便性の高い立地。これに加えて、相鉄・東急直通戦の開業に伴い新綱島駅が開業することで、エリア一帯の魅力は高まるばかり。加えて東口が再開発されることで、住みよい街としてさらに注目されるに違いない。また、綱島駅・新綱島駅が一体となりターミナル拠点となることで、周辺エリアの付加価値が相対的に高まり、商業・住居としてのニーズも増していくだろう。綱島エリアが横浜市を代表する都市に発展してもおかしくない。そんな未来すら感じさせる。

不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の「住まいインデックス」によると、綱島駅の標準的な賃貸マンションの賃料は直近3年間で3.77%上昇し、これは神奈川県の同期間における変動5.84%に比べると低い水準。ただし、今後再開発が加速すると、急激な上昇が起きるかもしれない。そんなポテンシャルを、今回の再開発は秘めているといっていいだろう。

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健美家編集部(協力:大正谷成晴(おしょうだにしげはる))

■ 主な経歴

フリーランスの編集・ライター。
不動産投資、株式投資、投資信託、FXなどマネー関連、ビジネス全般、働き方、副業、クレジットカード、医療・介護など、幅広いジャンルで取材・執筆を行っている。

■ 主な著書

  • 『決定版 1万円からはじめるFX超入門』(かんき出版)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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