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医療機器分野で国内トップシェアメーカーの日機装が東村山で新研究所開設。治安も良い東村山に要注目

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/02/15 配信

東村山駅東口の様子
東村山駅前の様子。写っている大きな木の向こう側には、志村けんの銅像と看板が立てられている。

人工臓器のトップシェアを
持つメーカーが東村山に研究所を開設

東京都の恵比寿に本社を構えている日機装株式会社は、同じ都内の東村山市にメディカル技術センターを開設した。メディカル技術センターに対する投資総額は約32億円になるという。

日機装株式会社は産業機械・航空機部品・メディカル機器などを手掛けるメーカーだ。

創業は1953年であり、2023年で創業70周年となる。東証プライム市場に上場しており、本体企業の従業員数は2,029名(グループ連結8,762名:2023年2月確認)の大企業だ。

本社は東京都の恵比寿にあるほか、工場・研究所・製作所が国内に4ヶ所ある。

特に、透析用の人工腎臓などに関するシェアは日本国内でトップクラスだ。

日機装は2023年1月に東村山で新たな研究所を設立し、メディカル事業の研究開発機能を静岡県牧之原市の事業所施設から東村山の研究所内に移管した。

日機装の東村山研究所
新たに開設された研究所の外観。

新たな研究所があるのは西武新宿線の東村山駅から徒歩約10分・車で約3分の場所だ。東村山駅は新宿区の高田馬場駅から西武新宿線で約30分、有料の特急電車を利用すれば約20分の距離にある。

メーカーの研究所というと都心の真ん中というより郊外に作られることが多く、日機装の新研究所も例に漏れないが、都心からのアクセスはとても良い場所にあると言えるだろう。

新たな研究所のコンセプトは「人と人との交流」であり、社内外の交流を促進して新たなイノベーションを起こすという。

研究所内の様子
オープンな打合せスペースや執務エリアと距離が近い試験室など、「交流」というテーマを感じられる作りになっている。

社内の研究者が集まってくるだけではなく、取引先や協業先など、様々な企業関係者が集まることを期待できそうだ。

医療分野に対するニーズの拡大や「5年先・10年先を見据えた基幹技術の開発を目指す」というコンセプトなどを鑑みると、東村山の研究所は今後長期間稼働することが予測される。

静岡から異動してくる研究者などの数は明らかにされていないが、静岡の研究所も延床面積38,483㎡と大規模なことから、相応の人数が東村山に移ってくるだろう。

大手メーカーの研究者には高所得者も多いことから、東村山周辺のエリアでは、研究者の入居を狙った投資も有効な一手になると考えられる。

東村山は治安も良く
住みやすいエリア

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東村山駅前ロータリーの様子。駅からは多くの緑地が配されている。

既に解説した通り、東村山市は東京都心まで電車で約30分の距離にあり、都心勤めのサラリーマンなどに好まれやすい西東京のベッドタウンとも言うべきエリアだ。

駅前から数分歩けば住宅地が広がっているが、西口側には日機装が所有する研究所のほか、興和株式会社(医薬部外品のウナ・コーワなどを生産するメーカー)の創薬研究所などがある。

東村山の周辺エリアには、研究者が集まる環境も整っていると言えるだろう。

また、例えば東村山市が公表している犯罪発生件数を見ると、直近5年で半減しており令和3年度の発生件数は574件となっている。

東村山の北に位置する所沢市と比較すると、所沢市内の同年度犯罪発生件数は1,500件を超えており、東村山市の方が治安が良いことがわかる。

治安の良さは研究者などの高所得者に好まれる特長と言えるだろう。

そのほか、駅東口から徒歩3分の場所に大型の駐車場を敷設したイトーヨーカドーがあり、生活利便性も申し分ない。

2025年3月末までには駅の高架化が完了する予定であり、今後は東西間の交通利便性も高まると予測される。

都心勤めのサラリーマンまたは市内に勤務する研究者の入居を狙って、東村山で物件を探してみるのも良いのではないだろうか。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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