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東京・渋谷の道玄坂で新複合施設の「道玄坂通」がオープン。東急百貨店再開発等との相乗効果に期待

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2023/09/28 配信

道玄坂通 dogenzaka-dori 外観
少しわかりにくいが、奥に写っている背の高い建物が道玄坂通 dogenzaka-dori。「カメラのキタムラ」の看板が出ている建物や、カラオケ館が入っている建物の持主などは、再開発に加わらなかったようだ。

2023年8月24日に開業

ディスカウントストアのドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、渋谷の道玄坂で複合施設の「道玄坂通 dogenzaka-dori」(以下「道玄坂通」)をオープンした。

なお、当該施設の情報については、過去にこちらの記事でも紹介している。

新名所が続々誕生する渋谷。2023年9月には28階建て複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」が開業予定!

少し奇抜にも感じられるネーミングだが、開発のコンセプトを見ると、コンセプトに沿ったネーミングであることがわかる。

道玄坂通のコンセプトは「道玄坂に通(みち)を拓く。上質な日常と刺激的な非日常が交差する」というものだ。

この建物は特徴的な形をしており、文化村通りと道玄坂小路にそれぞれ2つずつ出入口が設けられている。

道玄坂通 dogenzaka-dori 位置図
文化村通りと道玄坂を行き来できる通りは道玄坂小路しかない。施設のオープンによって、歩行者が少しショートカットできるようになった。

※引用:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

出入口が多めに設けられているので、周辺の通行人にとっては通行利便性が良くなったというわけだ。

プレスリリースにも「まるで道のように施設内を通り抜け、施設周辺を回遊することができます。」と書かれている。

道玄坂通 dogenzaka-dori
道玄坂小路の方から撮影した写真。HOTEL INDIGOは当該施設の中に入っているホテルだ。

道玄坂小路は道玄坂と文化村通りをつなぐ小さな路地で、道沿いには所狭しと飲食店などが並んでいる。

8月24日に開催されたオープンセレモニーの様子を伝えるプレスリリースでも「開通(オープン)」と表現されており、開発側のこだわりが垣間見える。

施設の規模は地上28階建て・地下1階で建物用途は店舗・オフィス・ホテル。

道玄坂通 dogenzaka-dori フロア構成
HOTEL INDIGOの運営は、イギリスのインターコンチネンタルホテルズ グループとANAによる運営会社が担う。

※引用:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

ショップフロアは全12店舗で構成されており、そのうち7店舗が飲食店だ。

主な店舗は、喫茶店の猿田彦珈琲・ティーストアのGong cha・日本初出店となるハンバーガーショップのLil Woody’sなど。

また、飲食店に加えてドン・キホーテグループの店舗やダンススクールなどが入っている。

MEGA ドン・キホーテ 渋谷本店
文化村通りを挟んだ反対側にはMEGA ドン・キホーテ 渋谷本店が建っている。なお、道玄坂通の中にオープンした店舗は、ドン・キホーテのプライベートブランド商品を中心に取扱うというコンセプトのものだ。

場所柄と店舗構成のせいだろうか、写真を撮影したのは平日の日中だったが、ショップフロアは多くの若者で賑わっていた。

なお、全部で9つのフロアをオフィスが占める形となっているが、広域渋谷圏のビジネス&カルチャーニュースを配信するシブヤ経済新聞の記事(2023.08.24)によると、オフィスの入居率は約9割に達しているという。

飲食店舗の上にオフィスが入っている建物は特にめずらしくない。しかし、道玄坂通の雰囲気は、若者やベンチャー企業などが集まる渋谷独特のものという印象を受けた。

すぐそこでは東急百貨店本店の再開発も

近年の渋谷は東京都内でも特に再開発が盛んな街だ。道玄坂通の目前では、東急百貨店本店の再開発が計画されている。

東急百貨店本店跡地の様子
2023年9月27日に撮影。東急百貨店本店の建物には囲いがかかっている。

東急百貨店本店は2023年1月末に閉店しており、現在では建て替え工事が進んでいる状況だ。

店舗・ホテル・住宅などを含む36階建ての複合施設として、2027年度の竣工を目指している。

なお、詳細はこちらの記事で解説している。

渋谷・東急百貨店本店が建て替え「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」。あのルイヴィトングループも事業主に?

渋谷駅前から続く文化村通りの1番上という立地や、36階建てという建物規模を考慮すると、こちらもかなり印象強い建物になると予測される。

こちらの完成は4~5年ほど先になる見通しだが「新しい渋谷」を印象付ける建物になることを期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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