今年9月には、国土交通省が19日に7月1日時点の基準地価を公表しました。そして日本銀行は、21日~22日に金融政策決定会合を開きました。
最新の不動産と金融の情報を基に、今後の不動産投資環境を予測してみたいと思います。
■金利動向
まず金利の動向についてですが、概ね今年3月のコラム「日銀植田新総裁体制で借入金利と不動産相場はどうなる?」に書いた通りに進んでいます。
日銀は今年7月に開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用を柔軟化することを決めました。
これまで0.5%を限度としていた10年物国債の金利が、1.0%まで許容されることになりました。これにより10年物国債の金利は9月下旬には0.75%程度まで上昇しています。
固定型のローン金利は国債の金利に連動します。
8月9月には固定型ローン金利を7月対比引き上げた金融機関が多数ありました。7月の金融緩和政策修正により借入の固定金利が徐々に上昇しています。そして、今後さらに長期金利は上昇する可能性が高いです。
それでは、短期金利は、どうでしょうか。
日銀は、9月21日~22日に開いた金融政策決定会合で、大幅な金融
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