今回は、今年の個人投資家向け融資動向と不動産相場について私見を述べます。
まず、昨年の不動産融資と相場に与えた主な要因を振り返ってみますと、私は「 インバウンド投資 」「 相続税対策 」「 金融緩和 」の3つであったと考えます。
■ 融資と相場に影響を与えた3つの要因
1、インバウンド投資
台湾・中国などの外国人投資家の日本の不動産に対する買い意欲は、一昨年に引き続き旺盛でした。
参照:第79話 外国人投資家が日本の不動産を買う理由は?
第80話 海外不動産投資はまだ儲かるのか?
2、相続税対策
相続税増税のため、不動産投資による節税対策が多くとられました。
参照:第39話 融資が受けやすい不動産と節税効果の高い不動産
3、金融緩和
2013年4月からの日銀の量的・質的金融緩和政策が引き続き継続しました。また、金融庁が中小企業への融資審査基準を緩和しました。
参照:第57話 銀行の融資基準の緩和と不動産価格に与える影響
どの要因も一昨年からの流れのままであり、予測しやすかったといえます。金融機関の積極的な不動産融資姿勢に支えられた国内投資家と外国人投資家の意欲的な投資により、東京や地方の中核都市の不動産...
まず、昨年の不動産融資と相場に与えた主な要因を振り返ってみますと、私は「 インバウンド投資 」「 相続税対策 」「 金融緩和 」の3つであったと考えます。
■ 融資と相場に影響を与えた3つの要因
1、インバウンド投資
台湾・中国などの外国人投資家の日本の不動産に対する買い意欲は、一昨年に引き続き旺盛でした。
参照:第79話 外国人投資家が日本の不動産を買う理由は?
第80話 海外不動産投資はまだ儲かるのか?
2、相続税対策
相続税増税のため、不動産投資による節税対策が多くとられました。
参照:第39話 融資が受けやすい不動産と節税効果の高い不動産
3、金融緩和
2013年4月からの日銀の量的・質的金融緩和政策が引き続き継続しました。また、金融庁が中小企業への融資審査基準を緩和しました。
参照:第57話 銀行の融資基準の緩和と不動産価格に与える影響
どの要因も一昨年からの流れのままであり、予測しやすかったといえます。金融機関の積極的な不動産融資姿勢に支えられた国内投資家と外国人投資家の意欲的な投資により、東京や地方の中核都市の不動産...
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