ヤフーとソニー不動産は「Yahoo!不動産」における売買仲介、リフォーム・リノベーション、賃貸管理の各分野での包括的な業務提携を行った。今後、新たなサービスを提供していく予定という。
最初の取り組みは不動産所有者が主体となって「自分の不動産を、自分が決めた価格で、自分で売り出す」ことができる不動産売買プラットフォームの共同開発。2015年中に公開の予定だ。
まずは東京23区のマンションが対象となり、順次拡大していく予定。ただ、売り出しは都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、品川区、江東区)が対象とのこと。
これまでは売り主、買い主がそれぞれ不動産仲介会社に依頼して物件を探し、仲介手数料を支払うことで取引が行われていた。それが今回の仕組みで個人間売買が進むことになるとすると、物件紹介のみで成立していた不動産仲介会社にとっては大きな打撃になる。
とはいえ、素人が素人と売買をするには商品についての知識不足など、様々なリスクもある。そのあたりをどう解消していくかがこの取組みの成否を分けるものと思われる。
「新しい不動産売買プラットフォーム」のホームページはこちら。
健美家編集部(協力:中川寛子)