神戸三宮駅前再開発の一環で
ブライダル大手企業が営むホテルが開業へ
神戸三宮駅前の大規模再開発「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の対象となっている「雲井通5丁目」は、神戸市中央区役所や勤労会館などが建ち並ぶ、神戸の中心に位置するエリア。
「雲井通5丁目」の再開発は、商業施設、オフィス、ホテルから成る地上32階・地下2階の超高層複合ビルの建設を計画。神戸三宮駅直結でエリア最大級の複合施設となる。さらに、中・長距離バスのターミナルの新設に動くなど、都心にふさわしい高質な都市機能の整備が進められている。
その超高層複合ビルの最上層に位置するホテルについて、大手ブライダル企業の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが5月中旬、「EVOL HOTEL KOBE」を開業すると発表した。
高さ約 150m の高階層に位置する
ラグジュアリーブティックホテル
東京・渋谷の「TRUNK(HOTEL)」系列のホテルとして、新たに誕生する「EVOL HOTEL(仮称)」は、振り切った刺激や体験を求める「ディスラプティブ」と、トレンドの最先端をつかみにいく「エッジー」の顧客層に向けたホテルブランド。
そのブランド第一号施設となる「EVOL HOTEL KOBE」は、神戸初のラグジュアリーブティックホテルだ。
コンセプトは、「旅慣れた大人が“ホテルで過ごすこと”自体を堪能できるホテル」。六甲山やポートアイランドなど神戸らしい景色を一望できる高さ約 150m の高階層に位置し、最上階の幅30mのインフィニティプールをはじめ、眺望を楽しめるテラス付きレストランやバー、ジムやスパなどを備える。客室数は60~70室で、客室単価は3~20万円を想定しているという。
プレスリリースによると、「EVOL HOTEL KOBE」は2027年度頃の開業予定となっている。
今後も期待が膨らむ
神戸三宮駅前の再開発事業
関西圏では外資系高級ホテルの建設予定が目立つ中、「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」では、意外にも国内の新ホテルブランドが決定した。
プロジェクトが着々と進められている、神戸三宮駅前の再開発事業。その主要プロジェクトとなる超高層複合ビルには、今後どのような動きや驚きが提供されるのか、続報が楽しみだ。
健美家編集部